AFC U−23選手権カタール2016グループA第3節の2試合が18日に行われた。
リオデジャネイロ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねている同大会は、16チームが4つのグループに振り分けられ、1回戦総当りの試合を行う。各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、上位3チームにリオ大会の出場権が与えられる。
2連勝でグループAの首位に立つ開催国のU−23カタール代表は、1勝1敗で決勝トーナメント進出に望みをつないだU−23シリア代表と対戦した。この試合で先制点を挙げたのは完全アウェーに乗り込んだシリア。4分にユセフ・カルファがオープニングゴールを決めた。しかし、直後の10分にカタールのアブデルカリム・ハッサンが同点ゴールを奪取。勢いに乗ったカタールは、24分にアフメド・アラー、28分にモエズ・アリが連続ゴールを決め、一気に逆転に成功した。カタールが2点をリードしたまま試合終盤に突入すると、81分にシリアがPKを獲得。これをオマール・カルビンが決めてシリアが1点差に迫った。だが、反撃ムードが高まった直後の82分、カタールのA・アラーがこの日2点目を奪い再び2点差にリードを広げた。このままカタールが4−2でシリアを下し、3連勝でグループステージ首位通過を決めた。
第2節でカタールとの直接対決に敗れ、グループ突破に向けて後がないU−23イラン代表は、2連敗中のU−23中国代表と対戦した。試合は0−0で迎えた38分にイランのアルサラン・モタハリが先制点を決めた。直後の40分、イランは中国のチャン・フェイヤに同点ゴールを決められたが、続く41分にエフサン・パフラヴァンが勝ち越しゴールを奪い、1点をリードして前半終了を迎えた。後半に入っても勢いに乗るイランは48分にメフディ・トラビが追加点を奪いリードを2点に広げる。70分、中国はリャオ・リーシェンが得点を決めて再び1点差に詰め寄ったが、このまま3−2でイランが中国を振り切り、グループステージ2勝目を挙げて決勝トーナメント進出を果たした。
この結果、22日に行われる準々決勝でグループA1位のカタールはグループB2位と、グループA2位のイランはグループB1位のU−23日本代表と対戦する。
なお、日本は19日に行われるグループステージ最終節でU−23サウジアラビア代表と対戦する。
■グループA第3節結果(15日開催)
U−23カタール代表 4−2 U−23シリア代表
U−23イラン代表 3−2 U−23中国代表