乾が左足ボレーで今季2点目…大久保以来11年ぶりの日本人2戦連続ゴール

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2016年01月19日 11:00  サッカーキング

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先制点を決め、お辞儀パフォーマンスを披露する乾貴士(右から2人目) [写真]=ムツ カワモリ
リーガ・エスパニョーラ第20節が18日に行われ、MF乾貴士が所属するエイバルとグラナダが対戦した。乾は左MFで3試合連続の先発出場となった。

 エイバルは前節のエスパニョール戦を乾のゴールなどにより2−1で競り勝ち、順位を8位から6位に上げた。しかし、13日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝ではラス・パルマスに2−3で敗北。2試合合計スコアを4−6とされ、準決勝進出をのがしている。これで残された大会はリーグ戦のみとなり、今節も下位に沈むグラナダをしっかりと破って上位に留まりたいところだ。

 最初にチャンスを作ったのはエイバル。25分、右サイドから中央にカットインしたケコがエリア右に抜けだしたボルハ・バストンへラストパス。B・バストンが右足シュートを狙ったが、ここはGK アンドレス・フェルナンデスのセーブにあってしまった。

 続く35分、右サイドでボールを持ったケコが左足でアーリークロスを入れると、ファーサイドの乾が角度の無いところから左足ボレーシュート。これがGKフェルナンデスのニアサイドを抜き、エイバルが先制に成功した。乾にとっては2試合連続の今シーズン2点目。リーガ・エスパニョーラで日本人が2試合連続ゴールを決めるのは、2004−05シーズンの第36節と第37節でFW大久保嘉人(当時マジョルカ/現川崎フロンターレ)が記録して以来約11年ぶりのこととなった。

 続く38分、再びケコが右サイドを突破すると、エリア右横まで持ち込みマイナスの折り返しを送る。これをセルジ・エンリクがゴール左下に流し込み、エイバルが追加点を奪った。このまま2−0でエイバルがリードして前半終了を迎えた。

 2点を追うグラナダも反撃に出る。65分、中盤でボールを持ったサクセスがゴール前へスルーパス。エイバルDFマウロ・ドス・サントスがスライディングでカットを試みたが、これがクリアミスとなり、こぼれ球を拾ったアダルベルト・ペニャランダがエリア内でGKをかわす。スイッチする形で走りこんだユセフ・エル・アラビが右足で押し込み、グラナダが1点を返した。

 しかし、直後の68分、エイバルはエリア手前左でボールを受けたB・バストンがポストプレーから走りこんだS・エンリクへパス。S・エンリクがエリア外からゴール左下に右足シュートを蹴り込み、すぐさまグラナダを突き放した。

 攻勢をかけるエイバルは72分に乾を下げてサウール・ベルホンを投入。続く75分にエリア内右のケコがシュート性のクロスを入れると、GKフェルナンデスが弾いたこぼれ球をB・バストンが豪快に蹴りこんで追加点。79分には右サイドからドリブルでエリア内に進入したS・エンリクの折り返しをB・バストンがダイレクトで押し込み、この試合2点目を決めた。

 このまま試合は終了のホイッスルを迎え、エイバルが5−1でグラナダに大勝。リーグ戦4連勝を飾り、ヨーロッパリーグ出場権圏内の6位をキープしている。なお、乾は72分まで出場している。

 次節、エイバルは敵地でアスレティック・ビルバオと、グラナダはホームでヘタフェと対戦する。

【スコア】
エイバル 5−1 グラナダ

【得点者】
1−0 35分 乾貴士(エイバル)
2−0 38分 セルジ・エンリク(エイバル)
2−1 65分 ユセフ・エル・アラビ(グラナダ)
3−1 68分 セルジ・エンリク(エイバル)
4−1 74分 ボルハ・バストン(エイバル)
5−1 79分 ボルハ・バストン(エイバル)


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