西日本に40年ぶりの寒波が訪れるなど、今年の冬は当初暖冬の機運を翻し、大荒れ気味だ。
自動車の冬対策といえばスタッドレスタイヤにチェーンだが、何より心強いのは4輪駆動だ。
しかしそれを上回る機構があるというが、それはどんなものだろうか。
クローラーでガンガン走る
カナダで発売されている日産 Rogue Warriorはもともと高い走破能力をもつ4輪駆動車で評価が高い。
この Rogue Warriorにスノーロード専用のクローラーをセットすることで、圧倒的な走破性能を手に入れたという。
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クローラーの高さ 76cm、長さ 122cm、幅38cmで、最低地上高は58cmを確保し積雪40cmの新雪でもガンガン走ることができるという。
登坂性能は約30度、カナダの有名なスキーリゾート、ケベックのスキー場であっても登り下りできるその性能はまさにスノーロードの王者といえよう。
クローラーの利点
雪道で4輪駆動車が高い性能を発揮することはよく知られているが、新雪で沈みやすく、車体の腹が雪面に接してしまうとタイヤが空転し、スタックしてしまうことは余り知られていない。
4輪駆動だからといって、どんな道でも走れるというわけではないのだ。特に最低地上高については留意しておく必要があるだろう。
クローラーであれば面圧が分散し、雪に沈みにくいし、確実にトラクションを与えられる。
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この Rogue Warriorはまさにカナダならではの発想のプロトタイプであるが、今後の気候変動や突発的な大雪が増加する将来、クローラー装備の車両が増えることも想像にかたくない。
【参考・画像】
【動画】
※ Nissan Rogue Warrior – YouTube
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