年齢が表れやすいと言われる首。輪っかのような「しわ」は、美容の大敵ですね。首のしわができてしまう理由はいろいろですが、ケア次第で予防や軽減も可能です。美容ライターである筆者が、首のシワができる主な原因や効果的な予防法、おすすめケアアイテムをご紹介します。
■首のシワはなぜできる?考えられる原因3つ
肌が薄いので、顔よりもシワになりやすい
首の肌は、目元のように薄く、かつよく動きます。さらに、目で見ることのできない「割線」という皮膚の線が、首の場合は横に走っているため、横ジワになりやすいのです。
生活習慣から形状記憶してしまう!?
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年齢にかかわらず、姿勢などの生活習慣、紫外線の影響で首にシワが表れやすくなります。とくに、下を向く姿勢が続くと首にしわが形状記憶されてしまいがち。最近はスマホの長時間使用のせいもあり、首のしわが目立つ人も多いかもしれません。
ハリ低下などのエイジングがダイレクトに影響
顔の皮膚と同様に、乾燥やホルモンバランスの変化によるハリの低下など、エイジングによってシワはできやすくなります。薄い首の皮膚は、エイジングの影響をダイレクトに受けやすいのです。
■首シワが気になる人にオススメ!ケアアイテム3選
首のケアは、顔と同じコスメでも効果は得られます。もちろん集中ケアなら、専用アイテムがより効果的! 首の肌の構造に合わせた、2015年秋以降発売の新製品をピックアップしました。
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DHC薬用Qロングリンクルクリーム/DHC
シワへのダイレクトなアプローチを期待できるのはなんといっても「レチノール」。レチノール以外にも「高濃度コエンザイムQ10」が配合された、頼りになる使用感です。レチノールを塗った後の肌は、紫外線を浴びると刺激になってしまいますので、夜のお手入れにオススメです。(35g 税抜価格3,048円)
ネック リニュー クリーム/コスメデコルテ
2015年12月発売ながら、早くも人気のネッククリームです。コスメデコルテAQ MWラインならではの、ぜいたくな美容成分がすっと浸透するようなテクスチャーで、潤いキープ力も抜群! 空気が乾燥する季節のスペシャルケアにぴったりです。(50g 税抜価格8,000円)
ファーミング EX ネック クリーム/クラランス
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ボディケアとファーミングが得意なデパートコスメといえば、クラランスをおいて他にありません。首の肌構造に適した成分が配合され浸透しやすく、ベタつかないので朝の使用にもぴったりです。薄膜によるホールド感があり、首の皮膚のガードルのような役目も担ってくれそう。(50mL 税込価格9,720円)
■筆者も実践中!「首シワ」ケアのかんたんマッサージ方法
(1)手のひらにケアアイテムをとり、人肌程度に温め、両掌で首にフィットさせます。 (2)親指以外の指でまずは、鎖骨のあたりからあごの下に向かって、なでつけるように軽くマッサージします。
(3)シワに沿って、横方向に軽くマッサージします。
(4)デコルテにかけてなじませます。
■美しい首元は、生活習慣見直し&地道なケアの積み重ね
最後に、日常の中で気をつけたいポイントを3つご紹介します。
高すぎも低すぎもNG!まずは枕を見直して
寝ている時間は同じ姿勢が続き、シワが形状記憶されてしまいます。まずは枕の高さを適正なものに見直してみては? 一般的には頭の形に自然にフィットする、3cm〜5cm程度のものがよいと言われています。高すぎるとシワができやすく、低すぎると顔がむくみやすくなります。専門店で選んでもらうのもオススメです。
スキンケアタイムは首まで保湿!
皮脂腺が少なく乾燥しやすいことも、首の皮膚の特徴。乾燥するとしわが目立ちやすくなるので、こまめな保湿を心がけましょう。顔全体がたるんだりむくんだりすると、首のたるみも目立ちやすくなります。首のスペシャルケアと並行して、お顔のスキンケアも怠らないでくださいね。
週1の角質ケアで、保湿効果をさらにアップ!
首の皮膚は成分が浸透しにくいので、週に1回はソフトスクラブでお肌のごわつきを取り除き、ケアの効果が得られやすい状態に整えるのも大切なポイントです。もちろん、顔と同様、UVケアも忘れないで!
いかがでしたか? よりすっきりとした首元を目指して、春ファッションを楽しむ準備を始めてみませんか?(美容ライター 斎藤明子)