【コラム】 ドイツで大人気 お洒落で健康的な清涼飲料「ビオナーデ」とは?

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2008年01月15日 09:39  よりミク

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よりミク

 ソフトドリンクとは思えない洒落たデザインの瓶、化学添加物をまったく使わないナチュラルで健康的な製造方法でブームを巻き起こしている清涼飲料「ビオナーデ」。誕生の地であるドイツでは、「21世紀のコカ・コーラ」として子供から大人まで、多くの人々から親しまれ愛飲されています。パリで開かれた国際食品見本市では、ノンアルコール飲料部門で金賞まで獲得しました。
「ビオナーデ」の開発、技術改良には8年と150万ユーロ近くが費やされた。
「ビオナーデ」の開発、技術改良には8年と150万ユーロ近くが費やされた。
 このように、華やかな面ばかりにスポットを当てると、「ビオナーデ」の魅力は尽きません。しかし、その誕生の裏には様々な苦労があったのです。1980年代の中ごろ、「ビオナーデ」の開発者であるディーター・ライポルトは、倒産危機に陥っていた自分のビール工場の経営で頭を悩ます毎日。そんなとき、彼は学界にセンセーションを巻き起こすほどの発見をします。発酵によって糖をアルコールにする(発酵飲料の一般的な製造方法)のではなく、グルコン酸にする微生物を発見したのです。この微生物で、麦芽糖と水を酸味のある液体にし、微炭酸を加え、4つのフレーバー(ホルンダー《西洋ニワトコ》、ライチ、ハーブ、ジンジャー&オレンジ)で味付けしたものが「ビオナーデ」となりました。  画期的な発見とともに誕生した「ビオナーデ」ですが、発売当初の売れ行きは芳しくありませんでした。知名度が低いことを理由に、大手卸業者が扱ってくれず、売ろうにも売ることができなかったのです。しかしある日、ドイツの業界人が多く集まるパーティーが催されたときのこと。他の飲み物と混ざって出荷された「ビオナーデ」が、パーティーに居合わせた人たちのあいだで話題となり、口コミで一気に知れ渡ったのです。原料にすべてオーガニックのものを使用していることも、人気に拍車をかけました。その後、販売拡大のためコカ・コーラ社に商品を卸すようになり(コカ・コーラ社による買収は拒否)、「ビオナーデ」は欧州各国で販売されることに。今やドイツでは、コカ・コーラ製品の売り上げに次ぐ人気清涼飲料となっています。  2008年4月には、いよいよ「ビオナーデ」が日本上陸を果たします。ブログなどでは、既に「ビオナーデ」の販売を今か今かと待ち焦がれる声が多数挙がっており、日本でも一大ブームを巻き起こす可能性は十分。果たして日本において「ビオナーデ旋風」が起こるのか、楽しみに待ちましょう。(編集/執筆:mixiニューススタッフ)
ビオナーデ社HPには、「ビオナーデ」の製造方法に関する詳細が掲載されている。
ビオナーデ社HPには、「ビオナーデ」の製造方法に関する詳細が掲載されている。
左から)日本で発売予定のホルンダー、ライチ、ハーブ、ジンジャー&オレンジ。
左から)日本で発売予定のホルンダー、ライチ、ハーブ、ジンジャー&オレンジ。
関連サイト: ビオナーデ社HP(ドイツ語・英語・フランス語) http://www.bionade.com/bionade.php
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