テレビを見ながら食事「よくある」5割以上
何かをしながら食べる「ながら食事」。「行儀が悪い」と叱られた経験がある人もいるでしょう。でも「ながら食事」は、現代の食事風景として定着しつつあるようです。株式会社コロプラが同社のアンケートサービス「スマートアンサー」のユーザー2万2,004人を対象に実施した調査で、その実態が明らかになりました。
家で夕食を1人でとる際、テレビを見ながら食べることがあるか聞いたところ、男性は全ての世代で5割以上、女性は6割以上が「よくある」と答えました。また、若者よりシニア世代の方がテレビを見ながら食べる割合が高く、男女とも50歳以上は7割を超えています。
複数で夕食をとる場合はどうでしょうか。女性の30〜40代と男性の20〜50代以上では、「よくある」と答えた人の割合が1人で食べる場合よりも下がりました。とはいえ、5割から7割近くが「よくある」と回答。みんなでテレビを見ながら食事をするのは一般的なようです。
若者はスマホが手放せない?
次に、家で夕食を1人でとる際にスマートフォンを操作しながら食べることがあるかを聞きました。「よくある」は男女とも20代が最も高く、男性が28.3%、女性が39.6%。スマートフォンになると、シニア世代では操作しながら食事というのは少なくなります。
一方、複数で食事をするときにはスマートフォンをいじる人は少ないようです。「よくある」と答えた割合は全ての世代で1割以下。ただし、「ときどきある」を加えると20代女性は27.5%、20代男性は26.8%とおよそ3割。若者はついスマホに手を伸ばしてしまうようです。
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複数人で楽しめるテレビは、食事中のコミュニケーションツールになっているとも考えられます。一方のスマートフォンは、1人で食事をする際の退屈凌ぎでしょうか。いずれにしても、ながら食事が日本の一般的な食事風景になっていることは間違いないようです。(下玉利 尚明)
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