【ヤオイチック】フランスの名門アニメ学校の生徒が描いた日本の『衆道』…清く儚くそしてエロティック!

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2016年02月02日 12:02  Pouch[ポーチ]

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雪上で兵刀を交えることとなった、2人の侍らしき男たち。

彼らの名前は、ハヤテ(Hayate)とイワ(Iwa)。 なぜ彼らは戦うことになったのかについては劇中では触れられていませんが、2人がただならぬ関係にあったことだけは、動画の内容、さらにはタイトルを観ればすぐにわかります。

【テーマは「衆道」】

動画サイトYouTubeに投稿されていたのは、仏パリのアニメーション学校「Goblins(ゴブラン)」の卒業生によって作られたアニメーション作品『SHUDŌ(衆道)』。

【「衆道」てなあに?】

「衆道」とは、日本における男性による同性愛、少年愛など、男色関係を指す言葉

平安時代に僧侶や公家の間で流行し、その後は武士の間で盛んに行われるように。やがて “風紀を乱すもの” として取り締まられるに至ったのだそうですが、長く広く流行しておりました。

【愛し合ったこともあった2人】

ハヤテとイワもかつては「衆道」の関係にあったようで、愛し合った過去があった模様。

1716年頃 “武士の心得” として書かれた書物『葉隠』には、「互いに想う相手は一生にただひとりだけ」といった記載もあるくらいですから、想いは相当深かったはず。そしてそのことは、彼らが相手のことを見つめるまなざしから、じわじわと伝わってきます。

【鳥肌モノのクオリティー!】

「ゴブラン」は、 “アニメーションのエリートたちが集う学校” と称されることも多々。そしてそう言われているだけあって、同作が持つ表現力は豊かにして繊細です。

表情や振舞い、そして時折挟み込まれる彼らの過去から、現在の2人の心中が痛いくらいに伝わってきて、最後には全身に鳥肌が立ってしまいましたよ。「スゴイものを観てしまった」と、心から思いましたよ……!

果たして2人は、どんな戦いの結末を迎えるのか。その答えはぜひあなたがその目で、ご覧になってみてくださいっ。

参照元:YouTube(Goblins)
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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  • 男尊女卑と張り合わせ故に、男色礼賛には距離を置きたいが、宗教上の弾圧はされていなかったという歴史は認識してもらいたい。
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