伊勢丹新宿本店が、2月3日よりマンガやアニメで人気の『ルパン三世』とコラボレーションイベント「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN 2016」を2月3日からスタートした。2月8日までの期間、7階の催物場に作品のキャラクターをイメージしたファッションアイテム、コーディネイトが用意される。
初日となった3日には、オープンセレモニーも行なわれた。セガサミーホールディングスの里見治会長に、日本テレビ放送網の中山良夫事務局長、三越伊勢丹ホールティングスの大西洋代表取締役社長、そしてトムス・エンタテインメントの鈴木義治代表取締役社長ら作品の関係者が登壇した。さらにゲストとして、アニメでルパン三世の声優を担当する栗田寛一が登場した。
催しは伊勢丹が今年130周年を迎えるのを記念する一環だ。子どもから大人まで幅広い人気を誇る『ルパン三世』だけに、コラボレーションは当初より大きな盛り上がりをみせている。
大西社長は歴史の長い百貨店の中で、アニメなどジャパンカルチャーのコンテンツ産業との取り組みとして参考になるようなイベントにしたい、と語った。ビジネスチャンスにもしたいとの期待感が窺える。
栗田寛一は、会話に所々ルパンチックな話し方を盛り込み、来場者へのサービスも満点だ。今回の録り下ろした特別なアナウンスのエピソードを語った。
このアナウンスは銭形演じる山寺宏一とふたりで収録を行った。ファッションアイテムの合計金額がルパンより銭形が高いことに「なんでルパンの方が安いんだ」と話したという。ルパンと銭形の洒落たアナウンスも流れ、最後にはモノマネも披露した。
『ルパン三世』は2015年10月に30年ぶりとなるテレビシリーズの放送を開始した。新作のルパンは青いジャケットに身を包み、舞台をイタリアに移している。
イベントでは、『ルパン三世』のグッズはもちろん並べられているが、そのラインナップが豊富だ。まずアニメのクリアファイルやタオル、フィギュアなどはもちろん、キャンバスクレー版画やアート的なグッズも多く並んだ。高額ではあるが、ファンにはたまらない一品だ。原作者のモンキー・パンチの直筆のサインも入る。
さらに目を惹くのはファッション。ルパン一味と銭形をイメージしたアイテムが並び、そこに新キャラクターであるレベッカも加わった。ジャケットはもちろん、和服や女性物も登場し、ファッションで作品を表現。お馴染みのルパンのしましま柄トランクスもあり、バレンタインの贈り物にもぴったりの一品となった。
他にも話題となった浮世絵や、ワインも並ぶ。ワインは、サンマリノ共和国産で、三越伊勢丹オリジナルである。『ルパン三世』のパッケージもかっこいいコラボワインとなった。マイグラスや缶バッジなども販売し、さらにクレーンゲームで峰不二子のフィギュアを一足先に手に入れるチャンスも。短い期間ではあるが、多くの人が訪れそうだ。