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住宅も3Dプリントする時代に!? 英国発のオープンソース型住居モデルは億単位の「住宅需要」に応えるか

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2016年02月23日 11:30  FUTURUS

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適切な住居に居住する権利は、世界中の誰もが有する“基本的人権”のひとつ。

国際連合人間居住計画(UN-Habitat)では、2030年までに、世界全体の約4割にあたる30億人が住居を必要とし、この需要を満たすために、“1日あたり96,150戸”のペースで、建設を進めなければならないと予測している。

3Dデータから「プリント」できる、オープンソースな住宅モデル

最低限のスキルと時間で、誰でも住居をつくりあげることができる建築キットが、『WikiHouse(ウィキハウス)』だ。

ウェブサイト上の三次元形状データを“プリントアウト”し、パーツを組み合わせるだけで、住居を“自作”することができる。

この画期的な住居モデルを設計・開発したのは、ロンドンの建築事務所『Architecture 00(アーキテクチャー00)』の若手デザイナーを中心とするグループ。

2011年の活動開始以来、一連の活動は、政府や非営利団体、民間企業を巻き込みながら、『WikiHouse Foundation(ウィキハウス財団)』によって支えられてきた。

高機能かつ低価格で、持続可能な住宅建築ソリューションをさらに進化させるべく、取り組んでいる。

わずか数日で、住居が完成!

『WikiHouse』が設計した三次元形状データは、オープンソースとして提供されているのが特徴だ。自由にダウンロードできるのみならず、グーグルの3Dモデリングソフトウェア『SketchUp』を使って、元データを編集し、住居の設計をカスタマイズすることもできる。

設計データが準備できたら、レーザーカッター(レーザー加工機)を使って、木材から梁や壁板などを切断。特別な工具は必要なく、ジグソーパズルの要領で、それぞれのパーツを連結して、屋根や床板、窓枠などに組み立てていき、さらに、断熱材や窓などを入れれば、わずか数日間で住居が完成する。

建築への3Dプリンティング技術の活用、広がる

建築の分野に3Dプリンティング技術を取り入れた事例としては、2014年、蘭アムステルダムで、3Dプリンティングにより“出力”された建物『3D PRINT CANAL HOUSE』が完成したほか、伊WASP社が建設用3Dプリンター『Delta WASP』の開発を進めている。

これらの取り組みに加え、『WikiHouse』のようなオープンソース型の住居モデルが普及すれば、より多くの人々が、適切な住居で安全かつ快適に生活できるはもちろん、それぞれの地域が有する様々な資源を有効に活かし、気候や環境に合った住居を“地産地消”できる道が、ひらけていきそうだ。

2030年に84億人に達すると予測される世界の人口。億単位で生まれる“住居問題”解決の糸口として、大きな期待がかかるのは間違いない。

【画像・参考】

Housing & slum upgrading – UN-Habitat

※ WikiHouse

※ THE 3D PRINT CANAL HOUSE

※ WASP

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