男性がひんぱんにパンツに手を入れてはモゴモゴさせている様子は、不潔な印象もあり、見ていて決して愉快なものではない。だが「実はとても大事な行為。大目にみてあげて」と擁護しているのは、著書『Human Lie Detection and Body Language 101:Your Guide to Reading People’s Nonverbal Behavior』を持つ米オレゴン州ポートランド在住の心理学者、ヴァネッサ・ヴァン・エドワーズ(Vanessa Van Edwards)さん。人の行動心理学、カリスマ性、ボディランゲージなどのエキスパートである。
そして心理学の専門誌『Frontiers in Psychology』にも興味深い論文が寄せられた。女性が自分の性的パーツを「わが娘」と言わないのに対し、男性はそれを「ジュニア」「ムスコ」などと呼んで愛しい存在のように表現することがある。リラックスしている中でふと股間をモゴモゴ…そんな時の男性の体内では、「オキシトシン」というホルモンが分泌されているのだという。それは家族やペットを抱きしめたり出産や子育てをする中で自然と分泌されるもので、人生を豊かにする“愛情ホルモン”や“幸せホルモン”とも呼ばれている。