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東京五輪で普及!? 三菱電機が空中ディスプレイの技術を発表

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2016年03月07日 11:40  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

2020年度以降の実用化を目指しているということは、東京オリンピックの頃には実現したいのだろう。単なる“未来の技術”ではなく、商業化を現実的に考えていると思われる。

有名総合電機メーカーである三菱電機が空中に映像を映し出す『空中ディスプレイ』の技術を発表したのだ。

人が通り抜けられる

空中ディスプレイは過去に当サイトでも紹介したことのある技術だ。展示会などではこれまでいくつかの企業から展示されたことがあると思われる。そのなかで、この三菱電機の空中ディスプレイは、かなり現実の活用を考えたものになっているといえるだろう。

原理としては、映像を表示するスクリーンとセットにしたビームスプリッターと再帰性反射シートを配置する。ビームスプリッターは、入射光を反射光と透過光に分離する特性を持ち、再帰性反射シートは、入射光を入射してきた方向に反射する特性を持つ。

そのビームスプリッターで反射した映像を再帰性反射シートで反射させ、さらにビームスプリッターを通過させることで、何もない空中に映像を再収束させることができる。

そして今回は、空中映像のサイズや空中映像が見える範囲を求める光学シミュレーション技術を開発して、ビームスプリッターから1メートル以上離れた空中に対角約56インチ(幅886cm×高さ1120mm)の映像を映し出すことが可能になったという。

つまり人が通り抜けることができるような大型映像を空中に投影できるのだ。

左右のガイド映像で位置をわかりやすく

また、これまでの空中映像では、物理的な手がかりのない空中に目の焦点を合わせることに慣れていないひとにとって、表示位置がわかりにくいという課題があったという。

今回のこの空中ディスプレイでは、空中映像の左右に壁などを設置し、そこに、空中映像とシームレスにつながるガイド映像を投影させることで、空中映像の位置をより明確にしている。

また、空中映像とガイド映像を合わせた映像のサイズは対角約90インチ(約1,992mm×高さ1,120mm)という大型のものになる。三菱電機はこれらの技術で2つの特許(国内)を出願しているという。

この空中ディスプレイは、デジタルサイネージやアミューズメント、案内標識など公共サインの分野で2020年度以降の実用化に向けた開発を進めていくという。

実際のところ、まったくガランとした空間に映像を投影できるわけではなく、約1mのところにはビームスプリッターを配置しないといけないし、ガイド映像を投影するための壁なども配置されるわけで、これによってなにか画期的なことができるようになるかというと、ちょっと想像がつかない。

とはいえ、広告的な効果としては面白いだろう。また、技術が先にあれば、それを活用するユニークなアイディアも出てくるかもしれない。

まずはぜひ肉眼で見てみたいと思わせる技術だ。

【参考・画像】

※ 空中に大型映像を表示する「空中ディスプレイ」を開発 – 三菱電機

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