勤務先の女性活躍推進策、その内容はココを見よう!

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2016年03月16日 11:01  ノーツマルシェ

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勤務先の女性活躍推進策、その内容はココを見よう!

女性活躍推進法により、いよいよ2016年4月1日から、労働者301人以上の企業は女性活躍に関する状況を把握し、行動計画を策定することなどが新たに義務づけられます。これによって、今までオープンにされていなかった様々な情報が、自分の勤務する会社についても他社についても、ある程度知ることができるようになります。さて、それはどうやって手に入れればよいのでしょうか?


 


■ 勤務先の企業の状況や具体的な施策は?


まず、法律では次の4つの項目について必ず把握し、課題分析を行うこととされています。4つの必須項目とは、(1)採用者に占める女性比率、(2)勤続年数の男女差、(3)労働時間の状況、(4)管理職に占める女性比率、です。この中から一つ以上を選んで公表することが義務づけられています。また、この課題分析をふまえて、女性の活躍推進に向けた「行動計画」を策定し、これも公表しなければなりません。


企業が公表を行う場所は、厚生労働省のHP「女性の活躍推進企業データベース」「一般事業主行動計画公表サイト」等。または、自社のHP等とされており、社内への周知については社内イントラネット等の通知手段も考えられますので、要チェックです! 尚、公表の時期は、法律制定の初年度である2016年は3月31日までに公表することになっています。


 


 


■ 数値だけで一喜一憂しないで!


もしかしたら、自分の会社の情報を知って、各数値で女性の活躍の度合いが意外と少ない……とショックを受けたり、逆に思ったより進んでいることに安心したりするかもしれません。これからその企業への就職を考える学生さんや、転職先として検討する際にも参考となる数値となるでしょう。でも数字だけで一喜一憂するのは危険です! そのポイントを以下の通りお伝えします!


(1)女性が少ない企業の場合:


現状では、女性の採用数も管理職数も少なく一見働きにくそうに見えるかもしれませんが、前例が無い分、手さぐりでも女性の声を聞き一緒にがんばろう! という雰囲気がかえって強いケースも。


(2)もともと女性が多い企業の場合:


既に昔から女性の割合が高く、活躍を改めて叫ぶ必要が無く、ロールモデルがたくさんいて安心な一面もあります。ですが、かえって先輩と比較されてしまうケースも。


会社を選ぶ際には、やはり数値だけでなく現在取り組んでいる「行動計画」もチェックし、さまざまな情報を収集してその会社の風土を見極めましょう。特に女性活躍推進に関しては、経営者、つまりトップのコミットメントが大事です。HPやメディアでの発信にも注意しましょう。


 


いかがでしょうか。これから公開される情報をしっかり把握して、あなた自身のキャリア戦略にも是非活かしてみてくださいね。


[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年3月16日]


 


【参考】
※ 厚生労働省「女性の活躍推進企業データベース」
※ 厚生労働省「一般事業主行動計画公表サイト」


※ 写真:irodori / PIXTA、本文とは関係ありません


このニュースに関するつぶやき

  • いろんな職場で働いた経験から「職員の子の具合が悪くなったときに直ぐに休める、勤務途中でも退社できる、職場の人員配置がそれに柔軟に対応できる環境」もたいせつだと思います。
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