スマートフォンが当たり前にある生活になってくると、必要以上にその画面を見る機会が増えた。
「誰かからLINEがきているのではないか」「取引先からメールがきているはずだ」などと生活を豊かにしてくれるはずのスマートフォンの“通知”に拘束され、不安でいっぱいになっている人もいるだろう。
スマートフォンを補完するはずのスマートウォッチでさえ、液晶が全面的に押し出され、アナタの手首にまで“通知”がいっぱいになっていてもおかしくはない。そんな必要以上の拘束感を無くしてくれるアイテムが登場した。
その名も『VELDT(ヴェルト)』、新しい形のスマートウォッチである。
大切な情報だけを通知してくれるスマートウォッチ
『VELDT』は、必要最小限の情報がチラ見で分かるスマートウォッチである。一見すると少し大きめのフェイスが印象的な時計であるが、注目すべきは文字板の部分だ。
|
|
『Vivid Loop』と名付けられたLEDと小窓の液晶が設けられており、デジタルの通知はそこで分かるようになっている。
スマートフォンと連動して、スケジュールのリマインダや天気、着信通知などがあるとLEDが点灯し、時計本体もわずかに振動する。
特徴的なのは“MIP機能”と呼ばれるメッセージ通知機能。これは、最大5人までのメッセージが、その人に設定された色で時計に表示されるというもの。大切な人だけのメッセージを美しく直感的に表示することによって、見逃すことがないように設計されている。
アクティビティトラッカーとしても活躍
また、アクティビティトラッカーとしての機能も充実。時計に内蔵されたセンサーによって毎日の活動量や睡眠量を測定することができる。
実際200歩を歩いた際に、他社の製品と比べた正確さにおいても、安定した計測を行えることが分かっている。「リストバンド型のアクティビティトラッカーが欲しい」という要望にも叶えることができると言って良いだろう。
|
|
磨きや最終組立は、日本の職人が行うメイドインジャパンのこだわりをもって製造。重量は見た目より軽量な75グラムとなっている。
バッテリーは充電式のリチウムイオン電池で稼働し、待機時間で約1週間駆動。時計部は別電池となっており、デジタル部分が充電切れでも動くように設計されている。防水は日常生活防水レベルとなっている。
『VELDT』は、現在クラウドファンディングサイト『Makuake』で資金募集中。ラバーベルトでスポーティーなタイプと、京都デニムとのコラボモデルを先行予約受付している。インディゴデニムの味わい深いアナログさと、見事なマッチをしている製品である。
価格は41,000円〜。納期は2016年の5月を予定しているとのことだ。ちなみに、明日3月17日から開催される時計の最大の見本市である『バーゼルワールド2016』にも出展を予定しているそうだ。
時計本来の表示を欠くことなく、必要最小限のデジタル表示を完成させたスマートウォッチを身につければ、スマートフォンの必要以上の“通知の拘束”から解放されるかもしれない。
|
|
気になった方は以下のページから詳細をチェックして欲しい。
【参考・画像】