「入浴後の肌は潤っている」は間違い！入浴後に必要なスキンケアとは？

　毎日の肌ケアは、美しい肌を保つために大切。特に乾燥しがちな冬から春先にかけては、保湿ケアの重要度が高まります。美容に対する意識の高い現代女性は、きちんとケアしているに違いないと思いきや、株式会社バスクリンが行った調査では、意外な結果が出ました。

　調査では20代から40代の女性1,190人に、肌を美しく保ちたいと考えているかを尋ねています。すると、顔の肌も全身の肌もどちらについても、「とてもそう思う」と「ややそう思う」とを合わせると約9割に。顔と全身で意識に大きな差は見られませんでした。

　ところが、実際のお手入れでは顔と全身で違いがありました。顔の肌では、「常に美しく保てるよう手入れをしている」または「概ね美しく保てるよう手入れをしている」と回答した割合は61.8％で、全身では43.8％。多くの女性はやはり顔の肌が気になるのです。

　毎日のお手入れで特に大切なのが入浴後の保湿。そこで、入浴後の保湿ケアについて聞いたところ、顔の肌については、ほぼ毎日、化粧水などで保湿する人が79.9％だったのに、全身を保湿する人は31.0％。手や爪などハンドケアする人はさらに少なく24.4％でした。

　身体に対する保湿ケアの実践度が低いのは、入浴前より入浴後の方が「肌が潤っている」と誤解している人が多いからかもしれません。しかし、本当はその逆。入浴後は肌の水分が蒸発しやすい状態になっているため、きちんと保湿ケアをしないと入浴前より乾燥した状態になってしまうおそれがあるのです。

　今回の調査で、フェイスケアには気を遣う人も、ボディケアは疎かになりがちなことがわかりました。入浴後の身体の保湿ケアを見直し、全身の素肌美人を目指してみてはいかがでしょうか。（林　渉和子）

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