ピアノを習うなら、ネットでプライベートレッスンを

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2016年03月21日 07:51  ニューズウィーク日本版

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ニューズウィーク日本版

 趣味の定番と言えば、読書にカラオケに釣り......そして何と言っても「楽器」だろう。しかし、習うまでのハードルは意外と高い。


 学ぶ時間はもちろん、教室を選ぶ手間に、通う移動時間、また先生との相性......そして、月謝だってそれなりにする。


「Skoove」は、そんな"壁"に挑むピアノレッスンサービスだ。アプリを起動し、PCとMIDIキーボードを接続。最新のヒット曲からクラシックまで、自分の好きな曲を選択し、ミニマムステップから練習を開始できる。


こんなふうにオンラインプライベートレッスンを受けられる。Skooveによれば、スマホアプリも準備中 Skoove-YouTube


 また自身の演奏は録音され、改善点や課題を意識しながら繰り返し学習ができる。まさにオンラインプライベートレッスンを、いつでもどこでもアプリ経由で受けられることを意味する。特定のレッスンは無料、フルアクセスできるプレミアムコースは月額9.95ドル。安いだけでなく、いつでも気軽に辞めることができるのもメリットだろう。


 さて、これはどんなトレンドを表しているかというと、人間の行動学習の支援におけるイノベーションである。これからは単なるインプットではなく、アウトプットを緻密にフォローしていくサービスが増え、支持を受ける。


【参考記事】洗練されたプレゼン資料を簡単に作れるスライドライブラリー


 ピアノレッスンだけでなく、文章だって同じようなサービスを考えていけるだろう。どこをどう表現できる可能性があるか?を自動、かつリアルタイムで提案してくれるようなサービスがあれば、使いたい!という人は少なくないはず。もちろん、提案の背景にあるビッグデータは、ジャーナリストや評論家、編集者、また日本最高峰の文士たちの歴史的文章だ。


 インプット支援からアウトプット支援へ。時代は、行動の価値を最上位に据える。



※当記事はSocial Design Newsの提供記事です





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