睡眠障害の1つ「中途覚醒」しやすい睡眠姿勢って?

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2016年03月23日 12:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

およそ2,000人を対象とした調査結果を分析

 「春眠暁を覚えず」という言葉もある通り、春は心地よく眠れる季節。ドコモ・ヘルスケア株式会社が同社のヘルスケアサービスを利用している10代以上の男女を対象に睡眠に関する調査を実施しました。

 睡眠障害は大きく「入眠障害」「中途覚醒」「早期覚醒」「熟眠障害」の4つに分類されます。今回の調査は、夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」について行われたもの。睡眠障害の中でも、中途覚醒は40代以上に多いと言われています。

 1,923人からの回答を分析したところ、最も中途覚醒する睡眠姿勢は「うつぶせ」であると判明。うつぶせで寝る人が中途覚醒していた時間は47.4分で、平均の42.4分より5分多く目覚めていました。また、うつぶせで寝る人には、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるとのこと。うつぶせ寝に加えて、いびきがひどい場合には、睡眠外来を受診することを勧めています。

日曜日の「寝だめ」はNG

 中途覚醒の原因のひとつは「コルチゾール」というホルモンで、ストレスを受けると分泌量が増加するといわれています。中途覚醒する人の職業を見たところ、「経営者・役員」が68.1%と最も高く、ストレスにさらされることの多い職業の人ほど中途覚醒が多いようです。

 とはいえ経営者でなくても、ストレスの多い現代社会。より良い睡眠を維持する方法について、今回の調査に協力した東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生は、「重要なのは、睡眠時間の長さよりもタイミング」とコメント。睡眠に大切なホルモンが集中して出る0時から6時には寝ているようにすることをお勧めしています。

 また、平日の睡眠不足を解消するため日曜日に「寝だめ」をするのはNG。長時間寝るなら土曜日の朝にして、日曜日の朝は早く起きることで、月曜日から始まる1週間の睡眠リズムを整えるのがよいそうです。新生活が始まるこの季節。改めて自分の睡眠習慣を見直してみてはいかがでしょうか。(下玉利 尚明)

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