Googleが低価格のバーチャルリアリティヘッドセットを販売するなど、“VR”の波は確実に押し寄せようとしている。ゲームや映画をより迫力あるものにするだけでなく、観光地でも役立つなどその利用シーンは多様だ。
そんなVRの波に乗ろうとしているのが、マクドナルドだ。ファーストフードチェーン大手のこの企業が、試験的にVRを販売仕様としている。
ハッピーセットがVRキットに
VRヘッドセットの販売しているのは、スウェーデンのマクドナルド。日本でのハッピーセットにあたる『ハッピーミール』の箱を、VRヘッドセットに変形させる試みだ。
スマートフォンを使って、子どもたちにバーチャルリアリティの世界を手軽に楽しんでもらおうという仕掛けだ。
下の画像のようにハッピーミールの箱を変形させることによってヘッドセットが完成する。
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手作りのヘッドセットに、スマートフォンを挿すことによって、オリジナルのスキーゲーム『Slope Stars』を楽しめるようになる。
マクドナルド謹製のVRセットは『Happy Goggles』と名付けられたもので、スウェーデン内のマクドナルド14店舗で提供された。価格は4.1ドルと非常に安価なのも特徴だ。
スウェーデンのマクドナルド代表であるジェフ・ジャケット氏はHappy Gogglesを通じて「子どもたちの親は、子どもたちが体験しているデジタル世界の知識を学ぶことができる」と語っており、Happy Gogglesを通じて家族のコミュニケーションを豊かにすることを示唆している。
Happy Gogglesは、世界中で提供される可能性もある。
身近な企業がVRを取り上げることによって、VRはさらなる飛躍を遂げることになるだろう。
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今後のマクドナルドの動向にも注目したいところだ。
【参考・画像】