今年のゴールデンウィークは、平日を2日休むと10連休になるという大型連休だ。南の島や国に出かける方も多いとは思う。
そして南の島の楽しみと言えば、スキューバなどのマリンアクティビティが挙げられる。ただし、講習を受けてライセンスを取得することなどは、ややハードルが高くなってしまう印象を持つ方も少なくはないだろう。
もっと手軽にマリンスポーツを楽しめないものか……。そこで活躍しそうなアイテムが登場した。人工エラ『Triton』である。
微多孔中空繊維が水中での呼吸を可能に
『Triton』は、簡易的な人工エラともいえるアイテムだ。大きさは約30cmとコンパクトなサイズとなっており、かさばる酸素ボンベなどは必要としない。
内部に、水の分子より細かいMPHF(微多孔中空繊維)製の膜が張られており、内部の水を吐き出し、酸素を抽出することができる。つまりこれがエラとして機能するわけだ。
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また、マイクロコンプレッサーが充分な酸素を抽出してタンク内に貯蔵するため、水中での快適な呼吸を助けてくれる。
ただし最大深度は15フィート(約4.5m)までなので注意が必要だ。それ以上の深度に達すると『Triton』がバイブレーターの振動とLEDの光で警告してくれる。美しい海の浅瀬でサンゴ礁と戯れるにはもってこいのアイテムだろう。
バッテリーはリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、2時間の充電で最大45分ものアクティビティが可能。
バッテリー低下時もバイブレーターで知らせてくれるため安心して利用することができる。45分もあればサンゴや魚と戯れるには充分だと言えよう。
『Triton』は現在クラウドファンディングの『Indiegogo』で資金募集中だ。目標額の5万ドルを大きく上回る67万ドルが出資され、世界中の人々の興味度の高さがうかがい知ることができる。早期割引キャンペーン中で299ドルで1つの『Triton』を購入する権利が付与される。
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口にくわえるだけで特別なテクニックやライセンスなどは必要としない。きっと『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービが使用した、携帯酸素ボンベのような気分を味わえることだろう。
素潜り以上シュノーケリング未満の、手軽なマリンスポーツを『Triton』で体験すれば、海のことをもっと愛おしく感じることになるだろう。
【参考・画像】