卒業のたくみお姉さんと「言い合いになったことも」、歌のお兄さんが舞台裏を告白

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2016年03月31日 07:42  BOOK STAND

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『NHKのおかあさんといっしょ 2016年 04.5月号』講談社
本日、3月31日の放送をもって、NHKの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」でうたのお姉さんを務めた三谷たくみさんが卒業します。地上波放送では過去最長となる8年もの間、この職を全うしたたくみお姉さん。笑顔が素敵なお姉さんには、世代を超えて多くのファンがいました。

 最終日の収録には、多くの仲間がかけつけ、たくみお姉さんを送ったようで、その中には、番組の先輩である坂田おさむさんや速水けんたろうさん、「ゴッチャ!」のお姉さんのいとうまゆさんの姿もあったといいます。

『NHKのおかあさんといっしょ』(2016年4.5月号)では、たくみお姉さんにまつわるエピソードが多数紹介されており、そこでは普段知ることのできない、たくみお姉さんの姿が垣間見れます。

 体操のお兄さんの小林よしひささん(よしお兄さん)は、初めて会った時をこう回想。

「『一瞬、声を作っているのかな?』と思いましたが、素のしゃべり声もアニメ声だったので、もう一度びっくり(笑)」(本書より)

 よしお兄さんが衝撃を受けたというたくみお姉さんのアニメ声。その歌声がパートナーのだいすけお兄さんの声と合わさると、とても魅力的なものとなりましたが、このふたりは、新しい歌を歌うたびに何度も話し合ったといいます。だいすけお兄さんはこう振り返ります。

「たくみお姉さんは、"真っ直ぐな人"と思ったので、僕も正面からぶつかっていこうと思って、打ち合わせや練習のときは妥協なし。2人の声を一つにしようと、言い合いになったこともありました(笑)」

 なお、このようにもめた場合、よしお兄さんによると、話し合いは、「だいたいたくみお姉さんが主導権を握っていた」(本書より)とか。

 また、同番組で「パント!」を担当している上原りさこと、りさお姉さんは、たくみお姉さんと同じく大学在学中に番組に参加。学業と仕事の両立に悩んでいたりさお姉さんの環境を察し、優しく声をかけてくれたのがたくみお姉さんだったといいます。「家では3人姉妹の長女の私にとっては、まさにたくみお姉さんが、初めてのお姉さんだった」(本書より)とりさお姉さんは振り返ります。

 本書から伝わる、たくみお姉さんの優しい人柄と、真っ直ぐ仕事に取り組む姿勢。8年間の"大役"を終え、次のステージに進むお姉さん。彼女の歌声で育った多くの子どもたちが大人になる頃、たくみお姉さんはいったいどのような活躍をされているのでしょうか。


※訂正及び謝罪
本日配信時に、「いとうまゆ さん」を「いとうまゆみ さん」、及び「小林よしひさ さん」を「小林よしひこ さん」と誤表記しておりました。訂正の上、お詫び申し上げます。




『NHKのおかあさんといっしょ 2016年 04.5月号』出版社:講談社
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