朝食から夕食まで、私たち日本人の食卓に欠かすことのできない「納豆」。特徴は何と言っても“粘り気”。あの粘り具合が好きで食べている、という方も多いと思いますが、実は粘り気が引いてから食べたほうが、もっと納豆を美味しく食べられることをご存知でしたか? 今回は料理研究家である筆者が、知っているようで知らない「納豆を美味しく食べるためにやってはいけないこと」をご紹介いたします。
■1:かきまぜずに食べる
納豆が粘り気を含んでいる状態では、ポリグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸が活発に作用していることから、本来の味を十分に発揮することができません。
最低でも50回かきまぜることが大事
粘りを消すには、よくかきまぜることが大切です。かきまぜるほどに粘り気は減少し、ポリグルタミン酸が旨み成分のグルタミン酸に変化していきます。最低でも50回以上はよくかき混ぜて、粘りが弱くなってから食べるのがオススメです。
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■2:熱々のごはんにのせる
納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」は熱に弱いため、熱々のご飯と食べることはオススメできません。ナットウキナーゼは血液溶解作用を持ち、血液をサラサラにしてくれる酵素ですが、熱によってその効果を減少させてしまうことにもなりかねません。
適度に冷めたご飯と食べるのがオススメ
むしろ少し冷めているご飯にのせる方が美味しく食べることができます。同様の理由から、みそ汁に入れて食べるのも、熱がナットウキナーゼに悪影響を及ぼしてしまうためNGです。
■3:薬味を入れない
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納豆を食べた後、どうしても口臭が気になりがちです。ネギなどの薬味を入れると、さらに臭うのではないかと考えがちですが、それは間違い! 辛子やネギを入れたほうが、食べた後の口臭は少なくなるといわれています。
いかがでしたか? ほんの少し食べ方を変えたり、工夫することで、納豆はさらに美味しくなります。毎日納豆を食べているという方は、これらの方法を実践し、ぜひ味の違いを確かめてみてください。また、これまでどうしても納豆が好きになれなかった方も、今回ご紹介した方法で納豆を食べてみましょう。(料理研究家 オガワチエコ)
- Life & Aging Report
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