赤面不可避!サーモグラフィがあれば「相手が自分を好きかどうか」がわかっちゃう

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2016年03月31日 21:11  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

「ああ、気になるあの人は私のことをどう思っているんだろう?」なんて思ったことがある方は少なくないだろう。

しかし、思い悩むより先に、サーマルカメラを相手に向けてしまうのが手っ取り早いかもしれない。

なぜなら、それで相手が“自分に恋心を持っているかどうか”がわかってしまうというのだ。

写真を見せて温度変化を観察

これはスペインのグラナダ大学の研究チームによる発表だ。恋愛感情を持っている人の画像を見ると特定の部位の体温が上がることが、実験によって明らかになったという。

つまりサーマルカメラで温度を計測し、可視化してサーモグラフィに表示すれば、その人が、特定の人に恋心を持っているかどうかがわかってしまうということだ。

実験には60人の健康な男女が参加した。年齢は24歳から47歳だ。いずれも、つい最近はじまったばかりの、ラブラブな恋愛の最中にいることを宣言している人たちだ。

研究室に着いたあと、彼らは約20分間服を脱いだ状態で身体を慣れさせ、ベースとなる体温を記録される。そして、さまざまなセッションで、被験者たちは、自分の恋人の画像や、不安を起こさせるような画像、あるいは友達や家族の画像などを、コンピューターの画面を通して見せられる。

その結果、恋人の画像を見たときには、頬、口のまわり、手、胸、生殖器といった部位の温度が1〜2度上がったというのだ。

この画像は、上が被験者が写真を見る前の基本となる体温。下が、恋人の写真を見て5分間経過した時点での体温を計測した画像だ。

特定の部位の温度が上がっているのが見てとれる。

感情と身体の温度の相関性

近年、同大学の知能・大脳・行動研究センターの研究チームは、恋や、幸せや共感といった複雑な感情や、喜びや悲しみ、恐怖や怒りといった基本的な感情が引き起こす、身体の温度変化のマップを作り上げた。

<“情熱”は手や顔の温度を上げる一方で、“共感”は、特に鼻の温度を下げることがサーモグラフィからわかりました。これは、“情熱”は身体に火をつけ、一方で“共感”はそれにブレーキをかけるかのようです>

と、エミリオ・ゴメス・ミラン教授はいう。それによると恋というのは、情熱と共感が混ざり合ったものだという。

同大学の研究チームは別の実験も行った。それは、被験者の利き手を、0度の冷たい水に2分間つけたあと乾かし、温度の変化を6分間観察するというものだ。それは、健康な人の手であれば本来の温度に回復するまでの時間の半分にあたるという。

その結果、若い人の場合は、恋をしている相手の画像を見せた場合、回復の時間は早まり、4分間でもとにもどってしまったという。

これは、“恋”が血管拡張を促進するからだ。いっぽうで、不安を起こすような画像を見た場合には血管収縮を起こし、温度の回復は遅くなったという。

感情が身体にもなんらかの影響を与えることは経験的にも想像できるが、この研究によれば、身体の部位ごとの体温変化から、その人の感情を推測することもできるようだ。

いまどき、スマートフォンにつけて使えるサーマルカメラも売っている。そういうデバイスを使って注意深く観察すれば、気になる人が自分に恋心を持っているかどうかが、誰でもわかるものだろうか。

もし自分に気がなかったとしたら? それでもあきらめることはない。

努力次第で相手は自分のことを好きになってくれるかもしれないからね。

【参考・画像】

※ Universidad de Granada

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