チェルシーに所属するベルギー代表GKティボー・クルトワが今シーズン限りで退団する可能性があると、3日付のイギリス紙『サン』が報じている。
現在23歳のクルトワは、2011−12シーズンにチェルシーに加入すると、その後3シーズンに渡ってスペインのアトレティコ・マドリードにレンタル移籍し、リーグ優勝を経験。14−15シーズンにチェルシーに復帰すると、チェコ代表GKペトル・チェフからレギュラーの座を奪い、チームのプレミアリーグ制覇に貢献した。しかし今シーズンはカップ戦を含めた27試合の出場でクリーンシートは6試合のみと、低迷するチームとともに不調に陥っている。
同紙によれば、レアル・マドリードがクルトワの獲得に興味を示している模様。また、同選手が退団した場合の後釜として、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンのイングランド代表GKフレイザー・フォースターの名前が挙がっているという。
ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの退団が噂されるバルセロナもフォースターの獲得を狙っているが、チェルシーがこの獲得競争で優位に立っているようだ。同クラブは移籍金として2000万ポンド(約22億円)を用意していると報じられている。
チェルシーはこのほか、昨夏にストークから加入したボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表GKアスミル・ベゴヴィッチも、レギュラーでプレーできる環境への移籍が噂されている。