いわゆる“生き別れ”の状態で、幼少期に親が子に愛情を注ぐことや優しく触れ合うことができなかった母親と息子。「ジェネティック・セクシュアル・アトラクション(Genetic Sexual Attraction)」というものをご存知であろうか。長年離れ離れであった50代の母親と30代の息子が再会し、あっという間に恋に落ちてしまったことが米国から伝えられ、大変な波紋を広げているもようだ。
「はるか昔から愛し合っていたかのように2人の相性は抜群。強く惹かれ、求めあう体と心をどうしても抑えきれなかった。この関係は純愛。近親相姦などと批判されたくない」という彼らの信念を支えているのは『ジェネティック・セクシュアル・アトラクション(Genetic Sexual Attraction)』の概念。これは里子といった事情により、生後すぐに引き離されたきょうだいなど長年離れて暮らしていた親族が再会すると、互いに似ている点が多いことも相まって性的に強く魅かれてしまうという現象である。