女性の美と健康と幸せに作用する臓器 肝・腎・腸

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2016年04月12日 12:01  JIJICO

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JIJICO

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肝・腎・腸 〜カン・ジン・チョウ〜


まるで歌舞伎の演目のようですが、これは何の意味かわかりますか?
肝臓、腎臓、腸の略称をひとまとめにしたものですが、これら臓器は「女性の美と健康と幸せ」に作用すると言われているのです。
そして、その臓器が身体のどこにあるのか、身体の上からピタッと触ることができますか?


何となく、お腹のこの辺りかな?という感じの方がほとんどではないでしょうか。
例えば、腎臓は背中側に近い臓器だということはあまり知られていません。


ご自身の体内にあるもの(内臓や骨格、血液やリンパの流れ)を感じながら、身体の上から自分に触れてみるというのは、身体の健康を整える意味で実はとても大切なことなのです。
しかし、ほとんどの人はそれが大切なことである、ということをご存知ないのではないでしょうか?


ひと昔前は、風邪で熱を出して町のお医者さんの所へ行くと、ポンポンとお腹を軽くたたいて診てくださる……お医者さんの手が触れただけで安心しませんでしたか。
子供の頃、お母さんは貴女の胸や背中を優しく摩ってくれませんでしたか。


体内の様子を想像しながら、丁寧に身体に触れてみる


現役アロマセラピストとして、60代女性を中心に1,000名を超す女性のお身体に触れてきた経験から申し上げられることは、「ご自身の手で身体に触れること」が、ご家族の健康を守り、貴女自身も女性として輝き続ける奥義だということです!


日頃、ご自身のお腹に、素手で触れる習慣のあるかたは
㋹ あっ、この部分が冷たいな
㋹ この辺りが、うっ滞して固くなっているみたい
㋹ みぞおちの辺りにポチャポチャと水の音がするなど
指先の感覚を通して、体内の色々なことを感じとれるようになります。


全身を素手で触れると、肋骨の下、仙骨周辺など身体の色々な箇所に、むくみやつまりが感じられます。
これは、皆さまもご家庭で出来るのです!
まずは、貴女のお腹を触っていただきたいのです。
触って、むくみやつまりなどが感じられたとき、それらは自分で改善することが出来るのです。


自分で出来る改善方法


それでは自分で改善する方法をお教えしますね。
肋骨の下、身体の(縦)中央ラインの少し左から始まって右の大部分が人体最大の臓器、肝臓です。
温かいですか、冷たいですか?柔らかいですか、固くなっていませんか?
そして左側が、胃です。どうですか?負担をかけていませんか?


背中側の肋骨の下にあるのは、左右2つの腎臓下部です。むくんでいませんか?
体内をイメージして身体に触れると、他の部分よりここが冷たい、ここが詰まっている、張っていると、ご自身で違いを感じられるようになります。


そこに手のひらを重ねて、しばらく温めてください。
緩んできた!動き始めてきた!と感じたら、心地良い程度に手のひらで円を描くように押し当てて、ゆっくり離してください。


それを5回程繰り返しながら、冷たいと感じる箇所を移動していくと、詰まりが少しずつ和らいでいくのを手のひらで実感することができます。
一番大切なのは、肝臓、腎臓、胃腸の存在を、貴女が感じてあげるということです。


最終的には、内臓を司る自律神経を整えて体質を改善していきます。
月の満ち欠けなど自然の運行に呼応する、女性本来の身体へ戻していくのです。
心の在り様もまた、内臓から働きかけることができます。


ストレスなどに悩まされている時、内臓も疲れていることが多いのです。そんな時にご自身のお腹に手を当てて、摩って、温めて、ほぐしてあげていただきたいのです。疲れた内臓が活性化してきます。


内臓が活性化すると心身の耐久性も上がるのです。
そのうち、抱えていた問題そのものもいつしか解決している!
そんなステキな循環を生み出すことが出来るのも、貴女の「手」なのです。


どこに居て、何をしているのか気に留めて、いつもがんばっていることを認めてあげる
それを嬉しいと思うのは、私たち女性も、カン・ジン・チョウも同じなのです。



(植松 美穂・サロン&スクールオーナー)

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