夫婦の実態調査、若者夫婦は「甘えたがり」、中年夫婦は「気遣い重視」の傾向に

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2016年04月22日 12:00  QLife(キューライフ)

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「甘えたがり」で「夫婦喧嘩の頻度」が多い若者世代

 夫婦間の愛情や価値観の在り方は人(カップル)それぞれ。長く付き合えばそれだけ変化も生まれてくるものです。では、年齢とともにどのような変化が生まれるのでしょうか。20代から60代の既婚男女500人を対象に、夫婦の実態調査を株式会社ジーユーエヌが実施しました。20代から30代の「若者世代」の90.5%が「配偶者を愛している」と回答した一方、40代から60代の「中年世代」は77.0%にとどまりました。若者世代の71.0%は「配偶者に甘えたい」と答えており、中年世代の50.3%を上回る結果でした。

 「甘えたがり」な若者世代に「夫婦喧嘩の頻度」についてたずねると、「1か月に1回以上喧嘩している」が47.0%で約半数いることがわかりました。「週1回以上喧嘩している」も18.5%で、2割近いという結果に。さらに、「喧嘩の後どちらから謝るか」で「自分から」と答えた割合を見ると、男性が72.2%で女性が46.1%と、男性が女性を大きく上回り、仲直りのきっかけは男性が作るケースが多いこともわかりました。

 「配偶者と一緒にいる時間を増やしたいか」という質問では、「もっと増やしたい」、「もう少し増やしたい」と答えた割合は、若者世代で37.0%、中年世代で16.3%。「配偶者との会話時間を増やしたいか」では、若者世代の42.5%、中年世代の19.3%が「もっと増やしたい」もしくは「もう少し増やしたい」と答えています。いずれも若者世代が上回っていました。

年齢を重ねても変わらないのは夫婦の「価値観」

 さらに「2人で過ごす時間を大切にしているか」と尋ねたところ、「そう思う」、「ややそう思う」は若者世代で77.5%、中年世代で62.7%。一方で「配偶者の趣味などを尊重し、個人の時間を大切にしているか」という質問には、若者世代の77.0%、中年世代の84.4%が「そう思う」や「ややそう思う」と回答。若い世代ほど「一緒にいる二人の時間」を大切に、世代が上がると配偶者を気遣いながら程良い距離で接していることがわかりました。

 夫婦間で「合う」と思うものについては、「会話」、「性格」、「波長(ノリ)」、「価値観」、「趣味」のいずれも若者世代の方が「合う」割合が高く、年代が上がると夫婦間で「合う」と感じにくくなるようです。しかし「価値観」については若者世代で66.5%、中年世代で63.7%が「合う」と答えるなど差がほとんどなく、「価値観」は年を重ねても不変であることがうかがい知れます。

 また、「配偶者と一緒に行うこと」を聞いたところ、全体で「食事をする」が87.0%で最も高く、「買い物をする」、「テレビ・DVDを見る」と続きます。一方、「今後一緒に行いたいこと」では、「行うこと」でも上位だった「食事をする」、「買い物をする」が上位にランクインする一方、「一緒に行うこと」では22.6%と下位だった「運動をする」が32.0%に上昇。約9ポイントの上昇はどの項目よりも高い伸び率です。実行には移せていないものの、お互いの健康を気遣っている様子がはっきりと表れたようですね。(林 渉和子)

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