まじかる☆タルるートくんVR化。祝・クラウドファンディング達成!【保手濱彰人物語 第1話】

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2016年04月24日 12:30  キャラペディア

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まじかる☆タルるートくんVR化 クラウドファンディング達成
この物語の主人公は株式会社ダブルエル代表取締役社長、保手濱彰人氏。これから6ヶ月間に渡って彼の活動の軌跡、今後の活動の展開を追っていきたいと思います。記念すべき第1回目のテーマは『まじかる☆タルるートくんVR化。祝・クラウドファンディング達成』。取材は、世界初の重機擬人化『重機娘(R)PROJECT』で注目の伊谷亜子さんが株式会社ダブルエル本社に突撃。保手濱社長との対談を行いました。伊谷さんはタルるートくんの衣装(世界コスプレサミットに挑戦)に身を包んで登場。衣装は彼女の手作りです。気合いが入っています。


■『まじかる☆タルるートくんREBOOT』クラウドファンディング達成!

伊谷亜子さん(以下伊)

「クラウドファンディング達成おめでとうございます!漫画『まじかる☆タルるートくん』のリメイク版のバーチャルリアリティ(以下VR)化。150万円を目標として約1ヶ月間やってきたんですよね」

保手濱彰人氏(以下保)

「お陰様で170万円ちょっと集まりました」

伊「クラウドが達成したという事で『まじかる☆タルるートくん』が今注目の新しい技術VRになるんですけど、そもそもどういうきっかけでクラウドファンディングをやろうと思ったんですか?」

保「日本には良い漫画、コンテンツがいっぱいあるんですよ。今はそれが活かしきれていない時代なんですよね。例えばアメリカだと『マーベル』という会社があるんですけど、そこは例えば『スパイダーマン』『X-メン』『アベンジャーズ』『アイアンマン』『ハルク』等を凄く上手く活用して世界中の人に人気が出るような作品づくりをしたんです。

日本のコンテンツにはより強くて感情的にぐっとくるものが沢山あるので、そういった事(作品づくり)をちゃんとやっていこうというのが僕らのテーマなんです。それをやるにはその作品づくりを始める前か作品づくりをする過程で色んな人達に知ってもらわないといけなくて。クラウドファンディングの良い所は作品づくりをする前や最中に予め色んな人達にその情報が届けられることで、クラウドファンディングっていうものを通して色んな人に活動を知ってもらいたいと思ったのがきっかけです」


■「江川達也先生の『まじかる☆タルるートくん』っていうのは非常に僕らの世代にとってのバイブルみたいなコンテンツ」

伊「色んな企画が会議で提案されていたと思いますが、何故結果的に『まじかる☆タルるートくんのVR化』に?」

保「日本の良いコンテンツをどんどん世界に出していきたいという中で、やっぱりその作品の第一人者というか理解があって先鋭的な人と一緒にやらないと良いものが作れないんです。

江川達也先生の『まじかる☆タルるートくん』っていうのは非常に僕らの世代にとってのバイブルみたいなコンテンツ。アニメ化されて平均視聴率が15%くらいあったりして。この作品を扱うとインパクトがあるなと思ったんです」

伊「凄く流行ったし私自身も知っている作品なのですが、今の世代だと知らない人も多いですよね。タルるートなら知らない人でもいけると考えたのでしょうか?」

保「いけるというのもあるんですが、やらねばならないっていうのが非常に強いですね。『スパイダーマン』や『アイアンマン』はリバイバルをして映画で出していく前に皆知っていたかっていうと、オタクしか知らなかったわけですよ。

アメリカの所謂ナード(※)って言われる本当に一部のオタクだけが知っているコンテンツ・作品だったんですよね。コンテンツの中身が、ちゃんと紐解いて世の中に広めると凄く面白いと思われるようなものだったから、それを再度時代に合った形にリバイバルして出していって売れたのがその『スパイダーマン』だったり『アベンジャーズ』だったりするので。っていう風に敢えて今の若い人が知らないものを選ぶことがテーマだったんですよね。且つ『スパイダーマン』のように凄く中身が良いものでちゃんと形を変えた上でも受け入れられる必要がありました。

例えば今人気のある『進撃の巨人』だと誰でも知っているのでそれを扱っていったところで何か僕らが新しい価値を発揮出来るかっていうとそういった訳ではないので、かつて凄く知名度があったけど今の若い人は知らない、でも再度広げていく上でのポテンシャルはある、というものを扱っていくことが我々の方向性として必要でした」

(※ここではオタクを意味する英語圏での表現の意)


■漫画が大好きなのでとにかくこれを世の中に広めたい

伊「そもそも今の業界に興味を持っていたのですか?」

保「漫画が好きで、大学生時代に1週間で少なくとも100冊くらいは読んでいました(笑)。自分が色々なビジネスをする中で最終的にやりたいのはこれだなっていうのはずっとあったんですよ。これだけ自分が影響を受けた日本の漫画やアニメ。こういったものを扱えたら幸せだし、これ等を世界の人達が知らないっていうのは勿体無いなっていう印象があったので。

そんな中たまたま色んな漫画家さんと、信頼のおけるパートナー達と巡り合って。僕の持ってるビジネスの経験と彼らがもっている漫画家さんの色んな想いっていうものを併せていくと、日本のコンテンツ(漫画とアニメ)を世界に広げていく事が出来るなと思ったんです。漫画が大好きなのでこれをとにかく世の中に広めたいし、それによって自分がもっと漫画が読めるってことが幸せだなと思ったので。それが1番のきっかけですかね」

伊「最近はオタク文化に関する評価っていうのが上がってきていて(漫画やアニメの対象が)幅広い層になっていると思うんですけど、保手濱さんが企画しているVRの対象・層っていうのはあるんですか?」

保「はい。仰った通り日本の漫画やアニメは昔の10年前20年前に文化的に蔑まれていたようなものとは大分変わって、大人も楽しめるものになっていて。成長をしているわけなんですよね。

若い子や小さい子から始まってそこから徐々に広がっていくっていうのが昔からの色んな娯楽の始まりなんです。なのでそういった若い子や小さい子が気兼ねなく触れる事が出来るようなものじゃないと広がらないので、世界の若い子や小さい子が違和感なく触れていけるっていうものにしなきゃいけないんですよ。

僕が『タルるートくん』に触れたのは小学4年生とか3年生とか。話も凄く面白いし、主人公のタルるートくんも可愛いし、小学生にぐっとくるようなセクシーさもあって」

伊「小学生でぐっとくるんですね(笑)」

保「なので『タルるートくん』はある意味それにぴったりだなと思ったんですよね。且つ難しいのが、日本って昔から凄く勉強させられるわけですよね。所謂識字術と言われるような文字の読み書き、算盤っていうところが非常に強くて。なので50年以上前から漫画っていう絵と字で情報を表すものが普及したわけなんです。

海外だとそもそも字幕の映画やドラマって広がりにくいんですよ。何も考えず文字を読まずに伝わるってものじゃないと疲れるっていうのが日本と海外の差で。日本と同じ手法だと通じないからじゃあどうするかっていうと、VRにして文字を読まなくても作品の中に入り込めるようにすれば、色んな国の人達に通じるものになる。ノンバーバル、言葉が通じずとも伝わるってものになると」

伊「VRは最近どーんと出てきた印象があるんですけど、いつから注目されていたんでしょうか?」

保「元々僕自身がベンチャーってものをずっとやりたくて、それを通して自分の夢を実現するっていう目標がずっとあったんです。じゃあその過程で何をやって夢を達成するのかっていう、所謂ビジネスの領域というか。飲食店運営の人もいればITビジネス運営の人もいるし、色んなやり方があると思うんですよね。ということをずっと10年以上前から考えてきたので、今どういったものが世の中的にトレンドなのかとか逆にトレンドじゃないからチャンスがあるとか、そういったものをずっと見てきたわけなんです。常に新しい物へのアンテナを張ってるわけなんですよ。(VRは)自分で見て確かめて体験してこれは凄いなと思ったので初めの時点から注目してました」


■世界一になりたい。それが目標です

伊「目標っていうのがとても気になったんですけど」

保「会社と個人でそれぞれありまして。事業を通して自分達のコンテンツ、漫画やアニメやゲームを世の中に広げる事でより世の中が平和になると。そのためにこの会社の事業があります。

個人の方はそれとはまた違っていて、最終的に自分が世界で一番凄いと言われるようになること。ワンピースという漫画がありますが「海賊王に俺はなる」と言っているわけですよね。あれと全く同じようなノリで。世界一になりたい。それが目標です」

伊「世界一って何の世界一ですか?」

保「色んなイメージはあるんですけど敢えて言葉にしないようにしてるんです。例えば僕が尊敬する人は『マザーテレサ』や『ガンジー』なんですけど、じゃあガンジーって何が一番凄いの?っていっても答えにくいですよね。色んな人達を率いて皆に幸せというものを説いて、物凄い影響力で人々を幸せにしたとか。

でも何が一番なのかと聞かれてもなかなか定義し辛いですよね。結局僕のイメージと近いのは正にワンピースの話なんですけど、主人公のルフィが海賊王って何だと言われた時「この海で一番自由な奴が海賊王だ」って言ったわけですよ。じゃあ自由って何かと言われたらこれも別に解らないわけですよ。ルフィの前の海賊王ロジャー、あれは誰がみても海賊王です。それと同じでなるべくしてなる。細かくそれを定義にしようと思えば理由付け出来ると思うんですけど逆にそこに決定されてしまうので、そういったものに縛られることなくとにかく自分が世界一だってものになれたらいいなと」


■日本って余りにも平和過ぎて

伊「今までの話をひっくるめてお聞きしたいんですけど、VRの活動を通して伝えたい事は?」

保「例えば漫画の素晴らしさを世の中に伝えたいとか、VRを通して漫画の新しい表現を活かしたいとか、良いコンテンツを発掘して世の中に広めていきたいっていうのがあります。

何が一番楽しいかというと、志しや夢や目標みたいなものがあってそこに向かって一所懸命走っている時。凄く失敗もするし苦労もするし色んな人に迷惑をかける事が腐る程あるんですけど、振り返ってみると凄く成長出来たし充実していたし生きていた実感があるっていう。

日本って余りにも平和過ぎて、社会保障もそれなりにあるし娯楽も結構あるしってことで暇な人が多いんですよね。だからこそ何をやっていてもつまらないっていう人が凄く多くて。自分も何を通して世界一になればいいかわからなかった時は退屈でした。やりたい事とかやるべきものに打ち込んでいる時って凄く熱中するし充実してる。そういうものを色んな人が見付けられればより熱くて楽しい世界になるなと考えました」

伊「最後に『まじかる☆タルるートくんVR化』を楽しみにしてくださっている方にメッセージをお願いします!」

保「歴史があって価値があるものをリバイバルするとどういう形になるのかを楽しみにして頂ければと思います。VRというと大きい会社が凄くお金を使って凄くゴージャスな物を作っているっていう状況なんですけど、漫画の良さっていうのは作家さんが1人で描けてしまうっていうところで。作家さんが自分で描けて、且つそれがVRという新しい表現になる。我々はそれにチャレンジをしているのでそういった新しい表現、新しい漫画、新しいVRにおいての作品っていうのを楽しみにして頂きたいです」

伊「わかりました!ということでこれからもVRが出来るまでこのお話は続いていきますので皆さんどうぞご期待ください」


保手濱氏の熱い想い、伊谷さんや読者の方にもしっかり伝わったと思います。「保手濱社長物語 第2話」ではどんなお話が聞けるのでしょうか?どんな展開が待っているのでしょうか?乞うご期待です!

記:べるる

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