『暮しの手帖』前編集長・松浦弥太郎さんが大切にしている200の言葉とは?

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2016年04月25日 12:22  BOOK STAND

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『しごとのきほん くらしのきほん 100』松浦 弥太郎 マガジンハウス
"自分がずっと大切にしている言葉"
"ふと思いついたしあわせな言葉"
"みんなに知ってもらいたいうれしい言葉"
"あたりまえだけど忘れたくない言葉"
"心がけることで自分を守ってくれる言葉"
"いつも新しい自分でいるための言葉"

――日々の暮らしや仕事をしていく上での、自分なりの信条やちょっとした気構えは、誰しも少なからず心のなかにそっと持っているもの。では、それらを文字にして書き留めてみたことはあるでしょうか。

 雑誌『暮しの手帖』の編集長を経て、2015年、クックパッド株式会社に移籍した松浦弥太郎さんは、こうした言葉の数々を実際にノートに書き留めているといいます。

 本書『しごとのきほん くらしのきほん 100』には、松浦さんが自身の基本とすべき大切なことと考える、仕事と暮らしにまつわるそれぞれ100個の言葉が綴られていきます。

 たとえば、まず朝起きたとき松浦さんが意識しているのは、"朝こそ、ゆったりと過ごす"ということ。何かと忙しい朝。時間に追われながら、ゆったりと食事する間もなく慌ただしく出かけていく......といった過ごし方をしてしまいがち。しかし松浦さんは、朝こそゆったりと過ごすことの大切さを説きます。

「朝は忙しく、みんな効率を求めます。走ったり勉強したりしたいし、何もしない場合も素早く支度しようとします。これを当たり前としているのなら、朝こそゆったり過ごしましょう。パンとコーヒーだけでも、時間をちゃんととって食べる。家族と話したり、物思いにふけったり、何か書いたりする。朝、1時間ゆったりするだけで、1時間多く眠るよりリラックスし、一日が活性化します」(本書より)

 あるいは、こうした朝の行動をいざはじめようとする前には、ひと呼吸。朝のベッドで1分、"今日のプランニング"を。

「目が覚めて、一日を始める前に、ベッドの中で考えてみましょう。今日のお天気。体と心をふくめた自分のコンディション。予定や計画。お天気はもちろんのこと、家族の事情、仕事の都合など、自分ではコントロールできないこともあるでしょう。朝のベッドでデータを集め、あたまの中のコンピュータでカタカタはじく。『さて、今日はこう過ごそう』と決めたら、起き上がります。たった1分で、今日のプランニングのできあがりです」(本書より)

 松浦さんは、これらの言葉は自分の成長とともにいつも変化するものであるともいいます。本書におさめられた、いまの松浦さんが仕事と暮らしにおいて大切にしたいと感じている200の言葉。心に響いてくる言葉を見つけたならば、次は自分自身の心のなかにある"しごとのきほん"と"くらしのきほん"を書き留めてみてはいかがでしょうか。



『しごとのきほん くらしのきほん 100』
著者:松浦 弥太郎
出版社:マガジンハウス
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