女児を中心に現在も大人気のアニメ「プリキュア」シリーズ。メインとなるヒロインが3人以上ですと、多くの場合ピンクのプリキュアがメインヒロインになります。メインヒロインの特徴として「元気ハツラツ」や「全力投球」的な子が多いのですが、今回ご紹介させていただく『ハートキャッチプリキュア!』のメインヒロイン、キュアブロッサムこと「花咲つぼみ」は他のピンクのプリキュアとは全く異なる特徴を持っています。
【最新アニメランキング】次週以降も観続けたい2016年春アニメ作品 TOP20⇒花咲つぼみとは?(ハートキャッチプリキュア!)
http://www.charapedia.jp/character/info/2016/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■シャイで引っ込み思案「私、変わります!変わってみせます!」
つぼみは鎌倉から希望ヶ花市に引っ越してきたのを機会に、「自分をチェンジ」するという大きな目標を立てます。最初の一歩こそシャイな性格が抜けきれず、転入したクラスでの自己紹介も、「来海えりか(のちのキュアマリン)」からからかわれたり振り回されたりと、なかなか苦戦していました。
それでも自分の決めた事は絶対にやり遂げるという強い意思もあり、夏休みには自分でデザインした服を自分一人で作るという目標を達成したり、プリキュア最後の試練である『自分自身の影』との戦いで“シャイで引っ込み思案の自分に甘えている”心の闇と向き合い、「わたしは仲間やみんなのおかげで変わることが出来たのです。シャイで引っ込み思案のわたしも大好きです」と、本来の自分を受け入れるほどの成長を見せます。最終回で大きく成長したつぼみを見ると、どこか親のような暖かい気持ちになります(笑)。
■優しい勇気「私、堪忍袋の緒が切れました!」
砂漠の使徒のサソリーナに酷い仕打ちをされるスプレとコフレ、そして花を踏みにじられ怒ったつぼみ。花とデザトリアンにされてしまった人の「こころの花」を守るべく、勇気を持って立ち向かいます。デザトリアンにされてしまった人々の悩みに正面から向き合い諭し、その弱さを受け入れる優しさを持っています。
また、つぼみは他人を外見や噂話で判断しない強い心も持っています。クラスメイトの「番ケンジ」が“様々な番長伝説があり恐れられている”という話を聞いたつぼみ。「そんな感じはしませんでしたよ?」と決して彼を色眼鏡で見る事はありませんでした。少し思い込みが激しく悩んでしまう事もありますが、他人の気持ちを深く理解できる強さと優しさを兼ね揃えた、“プリキュアらしいプリキュア”と言えるのではないでしょうか?
■女の子らしい所もあるんです!
えりかやプリキュア仲間、クラスメイトに対しても敬語で「親しき仲にも礼儀あり」を体現しているつぼみですが、実際は年頃の女の子らしい一面もあります。
プリキュアになったばかりの頃に助けてもらった謎の美青年にときめいたり、転校した私立明堂学園中等部の生徒会長に一目惚れしたりなど、実は意外と面食いなのです。しかし、生徒会長は実は女の子。のちにキュアサンシャインとなる「明堂院いつき」でした。ショックを受けたつぼみですが、どうやらまだその一目惚れが続いているのか、自分の作った服を彼女から「可愛いよ!」と褒められると、えりかに言われた時に比べて凄く嬉しそうでした。
そして最初に登場した書制服の美青年。プリキュアパレスの試練での戦いでなんとか勝利し、その正体を知ったつぼみ。いつきの時以上にショックを受けてしまいます。正体は敢えて伏せさせていただきます。ご自身の目で確かめて“つぼみの気持ち”になりましょう。ちなみに、おばあちゃんのダジャレやスプレとコフレのコテコテ漫才などに、お腹を抱えて笑ってしまうなど、笑いの沸点は相当低いようです。
『ハートキャッチプリキュア!』は、誰もが一度は経験したような悩みと向き合うシーンがたくさんあります。今回ご紹介したキュアブロッサム「花咲つぼみ」も、そんな自分の悩みと向き合いながら花のように成長していきます。少しでもご興味を持って頂けましたらぜひ一度『ハートキャッチプリキュア!』をご覧になってみてください。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:ドキシロ(キャラペディア公式ライター)