顔の肌より乾燥しやすい頭皮をケアしている人は1割程度−男性の頭皮に対する意識調査

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2016年05月11日 12:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

男性の8割以上が頭皮になんらかのトラブル

 男性向けの洗顔料や化粧水といったスキンケア商品が多数販売されていることからもわかるように、男性の顔肌に対するスキンケア意識は徐々に高まっているといえます。ところが、頭皮については、ケアしたほうがいいと思いながらも、実際にケアしている男性はまだ少ないことが、株式会社マンダムが実施した調査によって明らかになりました。

 男性の頭皮トラブルと頭皮ケアに関するこの調査では、まず、自分の頭皮状態について20〜50代の男性3,709人を対象に尋ねています。「自分の頭皮の状態にトラブルがあると思いますか?」という問いに対し、「あると思う」と答えたのは29%で、「ないと思う」と答えたのは23%。残り48%は「どちらともいえない」という回答でした。

 自分の頭皮について「トラブルがある」と認識している男性は約3割にとどまりましたが、実際に男性の頭皮状態を調べてみると意外な結果となりました。20〜50代の男性73人を対象に頭皮の状態を調べたところ、トラブルが認められなかったのはわずか16%で、残りの84%はフケや湿疹、赤みなどのトラブル状態にあることがわかったというのです。

乾燥しやすい頭皮を適切なケアで健康に

 8割以上の男性が頭皮トラブルを抱えていることがわかりましたが、それでは頭皮ケアについてはどのような意識を持っているでしょうか。20〜50代の男性1,761人に「頭皮にも保湿が必要だと思いますか?」と尋ねたところ、39%が「思う」と回答。「どちらともいえない」が27%で、「わからない」が19%、「思わない」は15%という結果でした。

 約4割の男性が頭皮にも保湿ケアが必要と考えていることがわかりましたが、「頭皮に保湿ケアをしていますか?」という問いに「ケアをしている」と答えたのは、わずか11%。78%が「ケアをしていない」と答えました。

 頭皮は、熱や痛みなどの刺激に対して皮膚感覚が鈍いため、ドライヤーの熱が熱くても気付きにくく、頭皮が乾燥しすぎている可能性があります。そこで、今回の調査では、男性の肌における角層の水分量を測定。その結果、頭皮の水分量は頬の2分の1以下にとどまりました。

 角層の水分量が少ないということは、肌のバリア機能が低いということで、それだけ肌荒れしやすい状態にあると考えられます。頭皮は自分で見えにくく、痛みや刺激にも鈍いためトラブルに気付きにくい場所。適切なケアで健康な頭皮を維持したいですね。(林 渉和子)

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