チェルシーが、ナポリに所属するアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの獲得に向けて交渉の場を設けたようだ。イギリスメディア『Squawka』が20日付で伝えている。
来シーズンからチェルシーの指揮を取ることが決まっているアントニオ・コンテ監督(現イタリア代表指揮官)が望む補強の1人目は、ナポリのエースストライカーかもしれない。同監督は、今シーズンのセリエAで36ゴールを挙げてリーグ記録を樹立したイグアインの獲得を強く望み、チェルシー首脳陣も大金を投じる構えがある模様だ。
チェルシーは先週、ナポリとイグアインの移籍金交渉の場を設けたと報じられている。チェルシー側はイグアインを移籍金4500万ポンド(約71億9000万円)で獲得したい意向だが、ナポリ側は移籍金6500万ポンド(約103億8000万円)を要求しているという。
しかし、チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモヴィッチ氏はイグアイン獲得のための資金投入には金額制限を設けないとしており、ナポリが提示する額を言い値で払う準備がある模様。イグアインのチェルシー移籍が実現する場合、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン/レアル・マドリードからマンチェスター・Uへの移籍時)の移籍金5970万ポンド(約95億4000万円)を超えて、プレミアリーグ史上最高額の移籍金となる見込みだ。
また、チェルシーはエヴァートンに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクや、ユヴェントスに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタにも関心を抱いているようだ。今シーズンは期待外れのパフォーマンスに終わったスペイン代表FWジエゴ・コスタは、アトレティコ・マドリードに移籍金4000万ポンド(約63億9000万円)で売却する予定だという。