「一流の人間」を育てる子育て。“勉強”よりはるかに大事なこととは…??

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2016年05月27日 07:02  新刊JP

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「一流の人間」を育てる子育て。“勉強”よりはるかに大事なこととは…??
将来何かの分野で「一流」になる子を育てたかったら、やはり子育てにひと工夫必要。

例えば、こんなことを、ついついやっていませんか? 子どもの可能性を狭めることもあるので注意が必要ですよ。



■机に座らせて「勉強しなさい!」と叱る⇒×

「勉強しなさい」と言って無理やり机に座らせる。これはよくありません。
まずは机に座らせる習慣をつけさせることが大事なので、「机に座りさえすれば、ゲームで遊んだりマンガを読んでもOK」と言うだけでいいのです。すると子供は案外、自然に勉強もするようになります。


■叱る時はしっかりと説明する⇒×

また、判断力や常識を身に着けさせる際に心がけたいのは、丁寧に説明しないことも大事。「ダメなものはダメ!」とキッパリ言うことも大事です。理屈だって説明すると、かえって子供を混乱させることもあります。また、当たり前のことは、いちいち説明する必要はありませんし、子どもは親を手本に生き方を学びます。親がきちんとした振る舞いをすればいいのです。


■難しいドリルをひたずら解かせる⇒×
10 歳未満の時に子どもの「算数脳」を鍛えることが、子どもが勉強でも仕事でも成功できる人になるためのポイントになります。
算数脳とは、算数を解く時などに使う脳。目に見えない部分もイメージできる「見える力」と、その力を活かしつつ論理的に考えて解答にたどり着くための「最後までやり遂げるための力」を持ちます。

この算数脳を鍛えるには、もちろん算数のドリルでもいいのですが、少し手伝ってもらうのも効果的です。お菓子や果物がたくさんある時に、家族の人数分で振り分ける、冷蔵庫にきれいに収納するということでも効果あり。
何度も経験させれば、瞬時にこなせるようになります。

掃除も、どうすれば効率よくきれいにできるかを考えるいいトレーニングになります。
机で無理して勉強させるよりも、お手伝いのほうが楽しく取り組めるものです。

一流に育てるには、難しいドリルをひたすら解かせるというものではありません。お手伝いをさせるなど、普段の生活でちょっとしたことをとり入れるだけで大きな効果が期待できます。


ちなみに以上のことは、子どもが10 歳になるまでには、必ずしておきたいことです。
というのも、人間は一般的に9 歳か10 歳を境に、脳の「46 野付近」の発達がピークを迎えます。この46 野は、トラブルの解決、うまく人を動かす、同時に多くの業務をこなすといった社会を渡っていく能力に大きく関係します。
実際に開成や灘といった有名中学の入試でも、記憶力を問うだけでなく、問題解決能力を試す問題が多く出題されます。


『10 歳までの子育ての教科書』(アスコム/刊)には、以上のお話をはじめ、10 歳までにしておきたい子育てにまつわるノウハウやアドバイスが詰まっています。
花まる学習会代表・高濱正伸先生、「子育てハッピーアドバイス」シリーズでお馴染みの明橋大二先生など、22名もの子育てのスペシャリストたちによるアドバイスが載っています。やり直しのきかない子育てのかけがえのないバイブルになるはずです。
(新刊JP編集部)

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