例え運動中でもIoTがシームレスな操作体験を実現する。スマートグローブ「BearTek Gen II」

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2016年05月30日 21:10  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

サイクリングやランニングをしている時に、思わず「おっ」とため息が出る景色や眺望に出くわすことはあるかと思う。

そんな時にポケットからスマートフォンを取り出してグローブを外し、カメラアプリを立ち上げるのは煩わしく感じることもあるだろう。

あるいは、ランニングの最中、音楽を次の曲にしたいときなども、わざわざスマートフォンやポータブルプレイヤーをカバンから出して操作することになり、ランニングへの集中を欠いてしまい興ざめしてしまうなんてこともあるかもしれない。

このように、運動中にスマートフォンなどのデバイスを触ることは案外面倒くさいものだ。

そんな運動好きな方にとっておきのデバイスが登場した、その名も『BearTek Gen II』だ。

指先だけで「デバイスの遠隔操作」が可能に

『BearTek Gen II』は、Bluetoothによって無線でデバイスが操作できる、いわばリモコン付きのスマートグローブだ。

タッチセンサー対応の手袋とは違って、指先に付いているセンサーをタッチすることによって接続されたデバイスを遠隔操作できる。

冒頭に挙げたようなカメラの起動/撮影や音楽を次の曲にすることなどはもちろんのこと、電話をキャッチすることや、撮影した写真をFacebookやInstagramにシェアすることも、タッチ一つでコントロールが可能となっている。

デバイスはスマートフォンに限らず『GoPro』にも対応。

ワンタッチで撮影モードに切り替えることができるので、ウインタースポーツやストリートスポーツ好きな人には魅力的かもしれない。

また、開発者向けにデベロッパーキットも搭載。開発者はタッチアクションによって操作できる方法を、自由にカスタマイズすることができる。

発売元のBearTek社によれば、このスマートグローブによるドローンの遠隔操作やスマートウォッチの操作などもできるようになっている。

高まるIoTへの期待

搭載するBluetoothは、低エネルギーのBluetooth LE。

気になるバッテリー寿命だが、『BearTek Gen II』の前モデルでは80時間の寿命を達成しており、今回のモデルでさらなる長寿命を目指したいとのことだ。

気になる入手方法だが、『INDIEGOGO』でのクラウドファンディングは何らかの理由でクローズしたようで、市販の予定開催中は目標金額4万ドルをあっという間に上回るなど大きな需要があったのは確かだ。

行動とデバイスがシームレスにリンクするIoT時代は、既に我々が日常的に触れるところまできている。

今後の市販はもちろん、益々の発展に期待したい。

【参考・画像】

BearTek Gen II – indiegogo

※ Blazej Lyjak / Shutterstock

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