2018年を目途に、これまで小学5・6年生からだった外国語活動が小学3・4年生からに前倒しされ、5・6年生からは、正式教科として週3コマ程度の学習が予定されています。
幼児期からこれらの英語教育に向けた準備が必要になってきます。
今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、小学校で本格的に始まる英語教育についてお話します。
■政府発表:今後の小学校英語改革でTOEFLも採用!?
文部科学省の英語教育に関する改革案では、“英語によるコミュニケーション能力を育成する”ことに重点を置いています。
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政府案では「受験英語中心の授業になっていたことによって、長く勉強してもほとんど即戦力として英会話や積極的なコミュニケーションとして活用することができない。これまでの読み書き中心の英語教育からの脱却を目指す」としています。
また、「生徒の英語力を外部検定試験などを活用し検証していくとともに、大学入試においても、“聞く・話す・読む・書く”の4技能を測定可能なTOEFL等の試験の活用していく」と、これまでの英語教育の反省点を踏まえた内容になっています。
政府案では、最終的には高校での英語の授業は英語で行うことを目指していますが、私立の学校などでは中学での英語の授業も英語で行おうという動きもあります。
■「外国語活動に困らないために」幼児期に最低限準備しておきたいコトは?
小学3・4年生で始まる外国語活動は、“英語に慣れ親しむ”というのが目標です。英語の歌や簡単なゲームなどが中心になりますが、小学3年生の初心者が、英語のネイティブスピーカーの言葉や歌を初めて聞くと、おそらく何を言われているのかまったく理解できないでしょう。
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英語を学ぶ場合、まず必要なのは、英語の聞き取り能力です。何を言われているのかがわからなければ、指示にも従えませんし、答えることもできません。
ところが聞き取り能力は、母国語に耳が固まってしまう10〜12歳以降に身に付けるのはとても難しいのです。小学3・4年生はギリギリのところですが、外国語活動という程度の時間数で、聞き取り能力を身に付けるのはほぼ不可能です。
小学校入学前にできることは、英語が耳に入る環境を作り、英語の聞き取り能力を身に付けさせる訓練をしておくことです。
■英語を早く始めるメリット
小学校5・6年生で英語は正式教科となり、“聞く・話す”はもちろん“読み・書き”も出てきます。
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聞き取りもできず英語の楽しさも感じないうちに、テストで成績がつけられてしまうと、英語嫌いになってしまうかもしれません。
英語教育は、何語でも話せる能力を持つ乳幼児期から始めるのが、もっとも効果的です。
乳幼児期から英語を始めた子と、小学校から始めた子では、明らかに発音が違います。正しい発音ができると言うことは、その音が聞き取れるということですから、聞き取り能力にも当然差が出てくるのです。
英語の環境作りは、決してむずかしいことではありません。子どもが興味を持たなくても、TVやYouTube、英語教材などを利用して、英語の歌や会話をBGMのように流しておくとよいのです。
特に今は、TVでもYouTubeでも楽しい英語番組がたくさんありますから、大いに利用するといいでしょう。
小学校で子どもが困らないように、ママが乳幼児期からしっかりと準備して、英語環境を整えてあげてくださいね。
【画像】
※ Melpomene、Maria Symchych、Maya Kruchankova / Shutterstock
【著者略歴】
※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3〜6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』。
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