【アニメ漫画キャラの魅力】笑え!滋賀を愛する三兄弟の長男『曇天火』の魅力とは?『曇天に笑う』

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2016年06月05日 08:10  キャラペディア

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2014年にアニメ化された『曇天に笑う』。明治時代の滋賀を舞台に繰り広げられるお話です。作中には新政府の人間、反政府の人間、忍・・・と、様々なキャラクターが出てきますが、中でも特に重要なのが、琵琶湖の中心に作られた獄門所の橋渡しをしている曇神社の三兄弟です。原作の漫画では、1巻にて長男の天火、3巻にて次男の空丸(そらまる)、5巻にて三男の宙太郎(ちゅうたろう)が表紙を飾っています。今回は、そんな三兄弟の中から、長男『曇天火(くもうてんか)』の魅力について紹介させていただきます。


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⇒曇天火とは?(曇天に笑う)


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■おちゃらけているようで実は誰よりも・・・?

 長い黒髪を一本に束ね、曇と印された羽織を纏い、扇子をあおぎながら「ぶわっはっはっは」と特徴的な笑い方で豪快に笑う・・・、そんな彼の中身はやはり見た目通り豪快です。ふざけて馬鹿な事をすると、しっかり者の次男に「兄貴!」と叱られてしまうようなおちゃらけた要素も兼ね備えています。

 しかし、ただおちゃらけているだけでないのが「曇天火」。彼の過去にはとある秘密があり、その秘密によって抱えた闇こそが彼自身の強さであり、また弱さでもあります。作中に出てくる「笑え!」という言葉がまさに彼の人柄を表しており、彼がいるだけで周りの空気がキラキラと光りだし人々を笑顔にする。その裏で、自分が皆を笑顔にしなければいけない、護らなければならないと、非常に強い責任感を持っているのです。然るべき時にはきちんと律する。そんな彼だからこそ、若くして曇神社の当主を務める事が出来るのでしょう。ギャップ萌え好きにはたまりません。

■愛に満ちている

 実は、三兄弟の両親は彼らが幼い頃に他界しており、天火は長男でありながら弟たちの親代わりもしています。親からの愛情をもっとも受けているのは一番長く一緒にいた長男。今度は自分が弟たちに愛を与える番だと、事あるごとに兄という立場から優しさを与え、時には親のような懐の深さでしっかりと彼らの思いを受け止める姿には胸を打たれます。そんな彼の背中を見て育ち、愛を受け取った弟たちが彼を目標とするシーンもアニメの見所です。

■居候との信頼、裏切りの過去

 天火は兄弟だけが全てではありません。曇家には居候の「金城白子(きんじょうしらす)」という人物がいます。この人物は非常に謎が多く、これまた濃いキャラクターなのですが・・・ともかく、天火との信頼関係は厚いです。

 それもそのはず。両親を亡くした三兄弟は、大怪我をしていた白子を助けた事で出会い、一緒に暮らしているのです。長年の信頼があるからこそ、天火は白子に調べたい事を依頼してはスパイのように調べてもらう間柄。しかし、下僕のように扱っているか?といえば決してそうではありません。一緒にお酒を飲み明かしたり、弟たちには言えない弱音を吐きだせる関係性が、ピリピリとした作中の空気を程よく癒してくれるのです。

 さて、そんな天火にはもう一人、なくてはならない存在がいます。それが、右大臣直属部隊“犲(やまいぬ)”の「安倍蒼世(あべのそうせい)」です。幼い頃から犲に所属し、ひとつの目的の為に辛い稽古を乗り越えてきた蒼世。実は、過去に天火とは確執があり、今では天火の事を“裏切り者”と呼んでいます。なぜ裏切り者呼ばわりするのかは本編を見てからのお楽しみです。

 『曇天に笑う』は、アニメ、原作の漫画共に完結していますので、イッキ見できる作品となっています。ちなみに、アニメと漫画では少し違う部分もあるので、見比べる事もできますし、原作の最終回は連載誌と単行本では終わり方が違う・・・といった、少しマニアックで面白い楽しみ方も。しかも、『曇天に笑う』の続きで『曇天に笑う 外伝』という作品が現在も連載中。まだまだ天火たちの活躍を見る事が出来ます。アニメが終わっても尚、さらに新しい展開を見せてくれる『曇天に笑う』、是非ともたくさんの方に見ていただきたい作品です。是非、チェックしてみてください。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:久嶋(キャラペディア公式ライター)

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