漫画雑誌からアニメ界へ飛び出し、ハリウッド映画への進出も目されている、日本発SF感動ストーリー『宇宙戦艦ヤマト』。その魅力は、正義と勇気と人類愛で「地球救出」を目指した、偉大な艦長と隊員達の熱い絆と信念があったればこそ。松本零士の描く絵と素晴らしいストーリー展開に、無限の星空へ心を馳せるきっかけをもらったファンも多いのではないでしょうか。今回は、そんな初期『宇宙戦艦ヤマト』の若きリーダー、艦長代理の「古代進(こだいすすむ)」の魅力についてご紹介いたします。
【最新アニメランキング】もっとも魅力的なメカ・サイボーグキャラ TOP20⇒古代進とは?(宇宙戦艦ヤマトシリーズ)
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■復讐に燃えて目覚めた人類愛!?
過去にガミラスの遊星爆弾に両親を殺され、またガミラスとの戦闘で兄(古代守)を亡くし、沖田艦長が兄を生きて連れ帰らなった事を恨み復讐心を燃やしていた「古代進(こだいすすむ)」。そんな彼の、復讐の葛藤から人類愛に目覚めていく成長の様子は必見です。ヤマトの中で、艦長専属医の「佐渡酒造(さどさけぞう)」や、親友の「島大介(しまだいすけ)」、恋人となる「森雪(もりゆき)」など、仲間たちと切磋琢磨しながら、彼自身も立派な戦士になれたからこそ、偉業を達成出来たと言えるでしょう。
■奇跡の再会!愛に生きる男の一生!
森雪と恋人関係になった古代は、イスカンダルで死んだと思っていた兄の守と再会します。目的を遂行する為に地球帰還を果たす古代の前で、兄の守が取った行動は、スターシャとイスカンダルで命を共にする事でした。愛に生き愛に散る・・・。守の恋路を理解した進は、大切な家族を見送ることに絶望する事はありませんでした。それは自身が愛を得て愛に生き、愛を育てていく一生を選んだから。『宇宙戦艦ヤマト』は愛に生きる男達の熱いドラマなのです。
■恩師の遺志を受け継いで!
沖田艦長のもとで戦士として成長した古代進。沖田艦長の病状の悪化から、艦長代理を兼任するようになります。航海班長の島大介や他の乗員たちからも一目置かれるようになるまではなかなか大変でしたが・・・。やはり、沖田艦長の遺志を受け継ぐのは、ぶれない正義感と小さな可能性を信じ邁進する度量を持った古代進以外にありえません。沖田艦長の人を見る目は確かでした。
海に散った名鑑、戦艦大和(ヤマト)を、「地球救出」という壮大なテーマで、はるかな銀河へと飛ばした名作『宇宙戦艦ヤマト』。初代艦長「沖田十三」のもとで、人として男として大きな成長を遂げた「古代進」が、沖田の遺志を継いで艦長になったのも当然です。「古代進」は、地球を守る戦士として、宇宙に浮かぶ小さな地球を愛する熱い心を持ったヒーローなのですから。
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★記者:リードさん(キャラペディア公式ライター)