父親による暴力で痙攣すら見せた翌朝、ヴィクター少年は意識を失った。息子の容体に異変があった時、父親は不在。そのため隣人が「Gwarinpa General Hospital」に少年を連れていき、そこで死亡が確認された。体内で激しい内出血が起こっていることから、事件性を疑った医師が警察に通報した次第である。
ナイジェリア連邦首都地区(Federal Capital Territory:FCT)の警察に身柄を拘束されたソロモンは今、息子に対する激しい怒りを抑えきれなかった自分自身をひどく悔いている。事情聴取においては「医師から電話で息子の死を告げられた際はただ泣くしかなかった。息子の不道徳さを正す必要があるため厳しく叱ったが、殺すつもりは決してなかった」と話したという。