資生堂アートハウスが一時休館

静岡県掛川市に位置する資生堂アートハウスが、2016年9月26日から2017年6月末まで休館することを発表した。2002年に美術館としての機能を高めるために約1ヶ月間休館したが、長期的な休館は今回が初めて。

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　今回の休館は館内設備更新工事に伴うもので、設計デザインに関する部分の変更は行わないという。休館前最後の企画展として、人間国宝に認定された十三代 今泉今右衛門をはじめとする3人の作家による「三人の人間国宝による色絵磁器」と、資生堂意匠部（現 宣伝・デザイン部）創設期のデザイナーである日本画家 小村雪岱に焦点を当てた「小村雪岱と資生堂書体」を開催。なお、敷地内の資生堂企業資料館は休館中も通常通り営業する。
　資生堂アートハウスは1978年に開設。設計は高宮真介と谷口吉生が手がけ、日本建築学会賞（1980年）やJIA25年賞（2010年）を受賞するなど、建物自体がアート性の高い建築物として評価されている。
■資生堂アートハウス公式サイト