夫婦間のイライラも改善! ぐうたら夫を「片づけ夫」に変えた3つの方法

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2016年06月10日 19:02  新刊JP

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『片づけられない・捨てられない夫を変えて汚部屋がキレイになりました』(扶桑社刊)
洗濯物を収納に入れたそばから、服や靴下を部屋に脱ぎっぱなしにする夫。
一昔前のデザインの服やものすごい量の古雑誌など、「これ、もう必要ないんじゃないの?」と思うようなモノなのに、「大事だから」と捨てようとしない夫。

おかげで、リビングや棚はモノであふれ、カオスに……。
そんな光景にうんざりという世の奥様方は少なくないでしょう。

■夫を「片づけ上手」に仕向けるための三つのポイント
『片づけられない・捨てられない夫を変えて汚部屋がキレイになりました』(扶桑社刊)の著者、まきえりこさんも、かつて「片づけられない・捨てられない夫」に頭を悩ませていた一人。

一日中片づけをしているといっても過言ではないほど、つねに片づけをしていたにもかかわらず、夫が片づけに非協力的だったために、足の踏み場もないほどの「汚部屋」状態からなかなか抜け出せずにいたといいます。

しかし、まきさんの数年間にわたる試行錯誤の末、今ではすっかり、片づけられる・捨てられる夫になったそうです。まきさんは、その過程を振り返り、「片づけを無理に夫に押しつけないこと」がポイントだとしています。

●スモールステップで、夫に「片づける快感」を味わわせる
以前は、すぐに「あなたも手伝ってよ!」「もういいわよ!私が片づけるから!」と、妻から苛立ちをストレートにぶつけられ、完全に委縮してしまっていた夫。

片づけに協力した方がいいと思いつつも、何から始めればいいのか分からず悶々とした日々を送っていたそうです。

そんななか、夫はある日「トイレ掃除ぐらいなら自分にでもできそうだ」と思い立ちます。やってみると、思いがけず快感を味わうことに。
結果論とはいえ、夫はこれを機に片づけというものに前向きになっていったといいます。

ここで見逃せないのは、最初に乗り越えやすい課題(ここではトイレ掃除)をクリアしたことで夫が自信をつけ、片づけに協力的になっていったという点です。

●「中古品を売りに行く係」にし、夫がいかに「不要なモノ」を溜めこんでいるかに気づかせる
「売り上げはお小遣いの足しにしていいから」といって、古いものの処分を夫に任せる。これも一つのやり方です。

夫はリサイクルショップに行くまで、「ぼくの服は古いけど、ブランドものだから」「この雑誌のバックナンバーはもう手に入らないから」といった具合に、「高値で買い取ってもらえるだろう」と自信満々でした。
しかし、いざ買い取りをお願いすると、店員の反応は、「こちらは古いので廃棄扱い(買い取り価格0円)になります」という極めて冷たいものでした。

この一件があったことで、夫は「自分が大事に溜めこんできたものは、他人にとっては無価値だったんだ……」と気づき、以後、古いものはためらわずに処分するようになったそうです。

●「ご褒美作戦」で、夫がとっておいた昔の服がいかに「古い」かに気づかせる
これは、上の「中古を売りに行かせる」と同様、目の前にニンジンをぶらさげながら、夫に「気づかせる」アプローチ。

「古い服を処分したら、新しい服買ってもいいよ」と夫に伝える。そうすることで、「今の服の流行のデザインがどうなっているか」に気づかせ、自分が持っている古い服がいかにダサいかを自覚させるのです。

本書では、片づけられなかったまきさん一家が、どのように片づけられるようになっていったかが、コミックエッセイによってリアルに描かれています。

一通り読んだあとは、そっとリビングのテーブルにでも置いておき夫の変化を促す、というのが本書の正しい使い方かもしれません。
(新刊JP編集部)

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