『私の少年』(高野ひと深・著)のコミックス第1巻が双葉社より発売された。pixivコミックにて第1話公開直後から絶賛ツイートが絶えず、目利きのコミック担当書店員が集まる「コミタン!」でも過去最高の評価を獲得している。
■あらすじ
多和田聡子は会社からの帰り道、夜の公園で美しい少年・早見真修と出会った。会社の上司であり、元恋人でもある椎川文貴の言動に翻弄され、傷つく聡子をなぐさめる真修。しかしその真修もまた、家族に問題を抱えており、放っておけない聡子は、真修を気にかけていく――。年齢差や立場の違いを超えて、孤独を抱える二人は互いに心を通わせていく。聡子に芽生えた感情は、母性なのか、それとも――?
■登場人物
多和田聡子(たわだ さとこ)
スポーツメーカーで勤務する30歳独身OL。大学時代フットサルサークルに所属していた。その頃同じサークルだった椎川と付き合っていたが、一年後椎川から別れを告げられる。母親との間に確執がある。
早見真修(はやみ ましゅう)
聡子の家の近所に住む小学6年生。父親と弟の3人で暮らしている。サッカークラブに所属しているが、父親からの支持は得られていない。
椎川文貴(しいかわ ふみたか)
聡子の会社の上司であり、元恋人。大学時代、聡子と同じフットサルサークルに所属していた。夏海という婚約者がいるが、なぜか聡子によく絡んでくる。
■書店員さんの感想
『なんだこれ面白い』とまず驚きました。こんなわくわくする素敵な作品を皆さんに知ってほしい!
(さきしま書店 藤本様)
不思議な魅力をもつ少年、真修の優しく、健気な姿に、読み手はどんどん彼に惹かれます!
(ザ・リブレット勝川店 長縄様)
少年に優しくすることは普通なのか、普通ならどうするのか…。 心の中を抉られていくようです。
(ジュンク堂書店大阪本店 大原様)
すごく繊細な絵柄とストーリーで続きが気になります。「普通」とか「普通じゃない」とかを飛び越えて、どんな形であれ 二人には幸せになってほしい。
(ジュンク堂書店三宮駅前店 水島様)
30歳と12歳。お互いを必要としていて、その関係はピュアだよなーー。
(恵文社バンビオ店 宮川様)
一言で伝えるとするなら『ずっとこのようなコミックを待っていました!!』です。ショタコンの少女まんがはいろいろありますが、ここまで心に響くコミックははじめてです!! 可愛らしく時に男らしい真修君のトリコになりました。
(山形屋書籍売場 佐野様)
回を追うごとに良さが増していますので、是非たくさんの方に読んでもらいたいです。
知らないともったいないです!!
(加賀谷書店茨島店 横山様)
■著者プロフィール
【高野ひと深】
繊細な人物描写と圧倒的画力で注目を集める漫画家。『「す」のつく言葉で言ってくれ』(リブレ出版)が発売中。
【単行本データ】
●書名:私の少年
●定価:本体620円+税
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