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漁師の目となり、海中を見える化する漁業向けソリューション「DigiCatch」

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2016年06月15日 11:20  FUTURUS

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FUTURUS

写真FUTURUS(フトゥールス)
FUTURUS(フトゥールス)

Source: http://smart-catch.com/

混獲による海洋資源の損失

国際連合食糧農業機関(FAO)と世界銀行が2010年に実施した調査によると、対象生物よりも小さな個体や種の異なる生物を誤って捕獲してしまう、いわゆる“混獲”によって、世界全体で年間500億ドル(約5.5兆円)もの損失が生じている。

とりわけ、米国では、漁獲量のうち混獲が占める割合が17〜22%で、1年間に約20億ポンド(約90万トン)もの海洋生物が、混獲によって海中で廃棄されているという(米海洋環境保護団体「Oceana」の調査レポート)。

ビデオカメラを遠隔操作し、海中を可視化

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Source: http://smart-catch.com/

米カリフォルニア州のスタートアップ企業『SmartCatch(スマートキャッチ)』は、貴重な海洋資源を保護し、漁業の生産性を高めるソリューションとして、ビデオカメラとLED照明、センサーで構成されたチューブ型の『DigiCatch(デジキャッチ)』を開発した。

『DigiCatch』のビデオカメラは遠隔から操作でき、LED照明がカメラの動きを追跡して、撮影に適した明かりを常に担保。また、3台のセンサーが、水温、水深、塩度を計測する仕組みとなっている。

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Source: http://smart-catch.com/

漁師は、『DigiCatch』を底引き網の内側に装着し、遠隔からリアルタイムに操作することで、海中にある網の内部をモニタリングできる。底引き網を引き上げる前に意図した生物だけを選別して捕獲できるため、漁の生産性が向上し、混獲を軽減できるのが利点だ。

テクノロジーの活用で漁業の生産性が向上!?

上空から農地を撮影して農作物の生育状況をモニタリングしたり、センサーで圃場の温度や湿度を自動計測するなど、農業分野では、精密技術の活用がすすんでいるが、漁業分野では、一般的に、旧態依然の漁法のみに頼りがちなのが現状。

『DigiCatch』は、センサーをはじめとする精密技術が漁業分野にも応用できることを示す事例としても、注目に値するだろう。

【参考・画像】

SmartCatch

General facts regarding world fisheries – United Nations

WASTED CATCH: UNSOLVED PROBLEMS IN U.S. FISHERIES – Oceana

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