健康にまったく気をつけていない人、3年で約2倍

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2016年06月15日 12:00  QLife(キューライフ)

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6割の人は健康に「気をつけている」ものの…

 最近、水素を含む「水素水」が身体に良いとして、ちょっとしたブームになるなど、科学的根拠がないものも含めて、いつの時代も多くの健康法がメディアを賑わせています。では実際のところ、人々は健康維持のためにどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。マイボイスコム株式会社が、10代以上の男女1万1,456人を対象に、健康意識に関するアンケート調査(第4回)を実施しました。

 調査ではまず、健康についてどの程度気をつけているか質問しました。すると、「非常に気をつけている(11.2%)」と「まあ気をつけている(55.4%)」を合わせた66.6%が健康に気をつけているという結果に。年代別に見ると、10代では4割強と低めですが、50代以上では8割弱になり、高年齢層ほど気をつけている人の割合が高くなる傾向にあります。

 また、「あまり気をつけていない」と「まったく気をつけていない」人を合わせた割合は、全体で14.6%。男性の10代と20代、女性の10代では3割と高めでした。過去調査と比較すると、2010年に実施した第2回調査以降、健康に気をつけている人の割合が減少傾向にあります。また、「まったく気をつけていない」人の割合が、2013年の前回調査の2.3%から4.2%と約2倍に増えています。

最近人気の「ウォーキング」「ジョギング」実際に取り組んでいる人は少ない?

 健康の維持・増進のために力を入れて取り組んでいる分野について聞いたところ、「食生活」が56.1%で最も多く、「睡眠」が40.9%、「運動」が33.7%と続きます。一方、「特に力を入れている分野はない」という回答も2割を超え、特に男性の10代から40代では3〜4割と、他の層より比率が高くなっています。また「食生活」は50代以上の比率が高く、「運動」は女性の30代と40代で高いという傾向が見られました。

 健康の維持・促進のために、現在行っていることでは、「朝食を毎日食べる」が4割弱で、「栄養バランスを考えた食事をとる」、「十分に睡眠をとる」、「移動などではなるべく歩いたり階段を使う」、「体に良い食材・食品を選ぶ」などが3割弱。最近人気の健康法「ウォーキング、ジョギング」は、全体では上位に入らず、男性の50代以上で2位という結果でした。

 健康の維持・促進のために必要だけれどもできていないことは「スポーツをする」がトップで、「ウォーキング、ジョギングをする」、「甘いものを控える」などが上位。今後続けたい、または始めたいことは「ウォーキング、ジョギングをする」、「十分に睡眠をとる」、「栄養バランスを考えた食事をとる」などが上位でした。食生活と睡眠、適度な運動が健康維持に必要という認識を持っている人は多いようですが、実際にできるかどうかはまた別の話、ということですね。(林 渉和子)

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