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てんかん患者の1割、50代以降に発症 約1,000人にインターネット調査−エーザイ

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2016年06月16日 18:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

てんかんの原因、6割が不明

新宿神経クリニック院長の渡辺雅子先生

 国内の患者数100万人と推計される脳の病気、てんかん。子どもの病気、というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、超高齢社会の今、お年寄りになって初めて発症する人も増えています。

 その原因は、脳の奇形や周産期の異常による生まれつきのものから、交通事故などの大きなケガによるもの、脳卒中によって起こるもの、さらには認知症などの神経が変性することによって起こるものなどさまざまですが、現在の医学でまだ原因がはっきりしていないものが6割を占めるといわれています。

 このような背景のもと、エーザイ株式会社は6月14日、都内でメディアセミナーを開催。全国のてんかん患者またはその家族932人を対象に、今年2〜3月に実施したインターネット調査の結果を発表しました。

生活に影響する発作、「月に数回」10.3%

 調査の結果、てんかんの発症年齢で最も多いのが「10〜14歳(17.1%)」で、「20〜29歳(15.0%)」「15〜19歳(14.6%)」と続きます。およそ6割が若年期での発症ですが、「50〜59歳」が4.5%、「60歳以上」が4.7%と、比較的高齢になって発症している人もいます。

 日常生活への影響が最も大きい発作としては、「急に意識を失い、ストンと全身の力が抜ける脱力(20.0%)」が最も多く、「強直(四肢が突っ張る発作)で始まり、そのあと間代(筋収縮・弛緩の反復発作)に移行する、いわゆる『大発作』強直間代(15.7%)」「急にまたはゆっくり意識を失い、ぼんやりとしたままその場で動作が止まる欠伸(10.0%)」など。その頻度は、8割強が「1年に数回」ですが、「月に数回」も10.3%に上っています。

 日常生活において重要だと思うことについては、「安心して学校に通える、仕事ができる(65.3%)」「移動の心配が必要ない(58.3%)」「心配なく車の運転ができる(56.1%)」「社会の理解、サポート(55.9%)」などが上位でした。

「可能性あきらめる社会であってほしくない」(渡辺先生)

 このような結果を踏まえ、調査を監修した新宿神経クリニック院長の渡辺雅子先生が講演しました。「てんかんは症状が多岐にわたり、一人ひとり異なるため、どのような病気か理解されにくい。発作の回数が少なくても、生活に影響を及ぼしてしまう。発作がいつ起こるか予測できないことも、患者さんの生活を困難にする要因」と指摘。自立支援医療制度などの支援制度を活用しているてんかん患者は半数に満たず、学校や職場に病気を知られることを心配している人もいる現状から、てんかんに対する理解、周りのサポートがさらに進むことの重要性を主張しました。

 「患者さんがてんかんを理由に、将来の可能性をあきらめる社会であってほしくない」と渡辺先生。てんかん患者もそうでない人と変わらず、制限なく生活できるように、社会の理解や支援体制が進むことが期待されます。(QLife編集部)

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