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関節リウマチ患者さんのQOL向上は、医師とのコミュニケーションギャップの解消から

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2016年06月20日 12:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

多くの患者さんが治療目標や治療計画を認識していない

 関節リウマチは慢性の炎症性自己免疫疾患で、肘や膝などの関節に炎症と激しい痛みを引き起こします。進行すると、痛みのために歩行や運動が困難になり、発熱や食欲不振などの全身症状に発展するなど、QOL(生活の質)に大きな影響を与えます。特に40〜70歳の女性が発症しやすく、全世界に1760万人の患者さんがいると言われています。

 罹患すると長く付き合っていかなければならず、薬剤の投与にはさまざまな配慮が必要になります。しかし、治療において医師と患者さんの間にコミュニケーションギャップがあることが、米国のファイザー社が実施した世界的調査によって明らかになりました。

 この調査は、世界15か国のリウマチ専門医(1,700人)と患者さん(3,900人)を対象に、アンケート形式で行われたものです。関節リウマチの治療においては、多くの医師が「患者さんとともに治療目標を設定」(78%)し、「治療計画を立てる」(74%)ことが重要であると回答。しかし、患者さん側で治療目標や治療計画の共有を受けていると認識している人は少数でした。

専門用語の壁を越えてコミュニケーション改善の努力を

 なぜこのようなコミュニケーションギャップが生じるのでしょうか。調査に関わったAlan Gibofsky博士は、「目標や治療計画について患者さんと話し合っていると思っていますが、このような対策について話し合うときの言い回しの違いや専門用語のせいで、患者さんはそれに気付いていない可能性があります」と考察しています。

 今回の調査では、双方が話したい内容にも相違があることがわかりました。医師は「患者さんが定められた通りに薬剤を投与できているか(治療レジメンを守っているか)」、「副作用などはないか(薬剤の有害事象)」を話したいと考えているのに対して、患者さんは「リウマチによるQOLへの影響」について相談したいと考えています。そして、患者さんの半数以上が「不安や心配事を医師に相談しにくい」と感じていました。

 治療上の意思決定に参加している患者さんは、参加していない患者さんに比べて治療の満足度が高い傾向にあります。医師は、専門用語が分からない一般の人にとっても分かりやすい説明をする努力を、そして患者さん側も理解しようとする努力が必要ですね。(QLife編集部)

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