浦和レッズに所属するFW興梠慎三が、リオデジャネイロ・オリンピックに臨むU−23日本代表のオーバーエイジ枠登録選手として内定した。浦和と日本サッカー協会(JFA)が23日に発表した。
オリンピックの男子サッカー競技には「本大会開催前の12月31日時点で23歳未満」という出場資格規定があるが、「24歳以上の選手を3名まで登録できる」という通称“オーバーエイジ(OA)枠ルール”が適用される。JFAは14日にガンバ大阪のDF藤春廣輝、サンフレッチェ広島のDF塩谷司のOA登録を発表しており、興梠が最後の1枠を占める形となる。上記3選手はリオデジャネイロ・オリンピック出場メンバー18選手に名を連ねることが内定した。
興梠のOA枠登録内定にあたり、U−23日本代表の手倉森誠監督はJFAの公式HPを通じて以下のようにコメントしている。
「興梠選手はしなやかさと、繰り返し野性味を発揮し続けられるタフさがあります。ポストプレーも、裏へ抜け出すプレーも、引いた相手に対しても、カウンター攻撃にも適応できます。間違いなくリオデジャネイロオリンピックで、チームに攻撃のバリエーションを増やせる選手です。身体能力のある相手にも彼のしなやかさは効果を発揮するでしょう。
プロサッカー選手になって以来、鹿島アントラーズのため、そして、浦和レッズのためにがんばってきた興梠選手に、このタイミングで日本のために輝いて欲しいと思います。そして、2018年のFIFAワールドカップロシアでの活躍をものにできる可能性を高めて欲しいです」
リオデジャネイロ・オリンピックは8月4日に開幕。同大会開幕に向けて、U−23日本代表は7月21日から現地ブラジルにて直前合宿を実施する予定となっている。同30日にはゴイアス州ゴイアニアのセーハ・ドウラーダスタジアムにて、オーバーエイジ枠での出場が発表されたバルセロナFWネイマールを擁するU−23ブラジル代表と対戦する。
U−23日本代表は本大会でグループBに入り、8月4日にナイジェリア代表と、同7日にコロンビア代表と、同10日にスウェーデン代表と対戦する。
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