追跡して決定的瞬間を逃さない! 自撮りドローン「UP & GO」

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2016年07月05日 11:20  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

アウトドアスポーツなどの動画撮影で、今人気が高いのがGoProに代表されるアクションカメラ。ランニングやキャンプ、サーフィンやマウンテンバイク、スキーやスノーボードなど、様々なシーンで自分たちのアクションなどを撮影する光景を最近よく見かける。

そんなアクションカメラが、もし空から自分の姿を撮影してくれたら……スポーツ中継の空撮シーンのような映像が撮れて、きっともっと楽しいはずだ。 そんな夢のような“空飛ぶ自撮りカメラ”がアメリカで登場! 「UP & GOエアリアル・カメラ」といういわゆるレジャー向けドローンなのだが、簡単に、いろんな動画が撮れて、しかも安い! と3拍子揃った注目アイテムなので、紹介してみよう。

up&go2016-06-30 16.26.39

飼い慣らされた小鳥のように飛び立つ

4つのプロペラを持つマルチコプター、いわゆるドローンのフロント部分にカメラを装着したのが「UP & GOエアリアル・カメラ」だ。 機体のサイズは長さ25.4cm×幅13.5cm×高さ7.5cmで、重さも340gと超軽量なので、女性でも片手で持つことができる。

up&go2016-06-30 16.25.11

飛ばし方も簡単だ。 まず、腕時計タイプのトラッキングデバイスを装着する。このデバイスは、GPSや信号を発信し「UP & GO」と通信、デバイスを装着した人がどこに移動しようとも追跡できるシステムになっているのだ。 It_s_controlled_with_one_simple_device._xqm1ew

そしてフライト。 片手で機体を持ち、プロペラを回す電動モーターのスイッチを入れてそっと離すと、機体はふんわりと空に舞い、ご主人様(デバイス装着者)の近くを飛行する。戻るときも、また手のひらへ優しく着地。まるで、飼い慣らされた鳥のようにかわいいやつ(ドローン)だ。

ちなみに、飛行時間は約20分。最高速度は約54.7km/h。リチウムバッテリーを搭載しているので、フルチャージすれば何度でも飛ばすことができる。

豊富な撮影モード

次は撮影について。 まずは、実際の撮影シーンなどを紹介したPVがあるので、ご覧頂きたい。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=eSLktjGofKk&w=560&h=315]

動画を見れば分かる通り、トラッキングデバイスさえ装着していれば、どこに行こうと後を追いかけて、対象者の動きを撮影してくれる。

撮影方法は次の5つだ。

1,パン 2,スライド 3,ホバー 4,ピボット 5,フォロー

IMG_7994_r3dael 1は引いて遠くから、2は横移動しながら、3は位置固定で浮いた状態で撮影対象者が遠ざかるシーンなどを、4は撮影対象者のまわりをグルグルと旋回、5は追尾しながら、それぞれ撮影ができる。 これだけたくさんのモードが選べるので、プロ顔負けの映像を撮影できるのだ。

up&go2016-06-30 16.27.29

搭載カメラが撮影できる動画サイズは、1080p 60fps/720p 120fps。残念ながら今流行の4K動画は無理だが、HDのかなり鮮やかなムービーを撮影することができる。

手頃な価格も魅力

お値段が安いのも注目点だ。

UP_GO_Master_1_ugccv7

現在、このカメラはアメリカのクラウド・ファンディングサイト「INDIGOGO」で、先行発売キャンペーンを実施中。キャンペーンでは、スタンダードが399ドル(約4万円)、機体がブラックの限定モデルが499ドル(約5万円)で販売されている。

UP_GO_Black_rzrgn7

撮影対象を追尾するドローンには、例えばDJIのファントム4があるが、お値段は機体のみで18万9000円。こちらは4K動画も撮影できるのが魅力だが、どちらかといえばプロ入門用的なモデルで、レジャーにだけ使うのはちょっともったいない。 対する「UP & GOエアリアル・カメラ」は、GoProヒーロー4と同等の価格で購入することができる。レジャー向けオンリーで、HD動画で十分だというにはうってつけだ。

日本ではまだ飛行可能範囲が狭い

この「UP & GOエアリアル・カメラ」があれば、いろんなスポーツで手軽に空撮が楽しめるのだが、日本ではひとつ問題がある。

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現在、ドローンを飛ばせる場所は、日本の場合は航空法などにより私有地か許可を得たところに限定されている。「見渡す限り私有地」という場所がたくさんあるアメリカのような大陸ではいざしらず、狭い島国の日本では飛ばせるところが少ないのが現状なのだ。なので、例えば、クルマやバイクの走りをサーキットなどで、施設側に許可をもらって撮影する……といった感じしかできない。

ご存じの通り、産業用を含めますます需要が増えてきているのがドローンだけに、今後は規制が徐々に緩和される可能性も高い。こんなに便利で楽しいものが使えないのはもったいない、今後の動きに注目したい。

参考:UP&GO Aerial Camera(INDIGOGO)

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