シニア世代が「あったらいいな」と思うロボットは?

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2016年07月08日 12:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

シニア世代の半数以上がロボット活用に積極的

 昨今、人間の形をして会話や接客をするロボットや介護を支援するロボットなどが数多く登場し、ロボットの話題を耳にする機会も以前に比べ多くなりました。そこで株式会社ゆこゆこでは、シニア世代を対象にロボットに対する意識調査を実施しました。50代以上の男女1,570人に、「人間やペットの形をしたロボットについて、今後、使ってみたいと思いますか?」と聞いたところ、56.2%が「使ってみたい」と回答し、高年齢者ほど「使ってみたい」割合が高くなりました。

 ロボットを「使ってみたい」と回答した882人にその理由を質問すると、「おもしろそうだから」が54.0%で最も多く、「生活に役立ちそうだから(41.7%)」「癒されそうだから(39.1%)」と続きます。女性が男性を特に上回った回答は、「生活に役立ちそうだから」と「癒されそうだから」。年代別では、70代以上の「癒されそうだから」が45.9%で、平均(39.1%)を上回りました。

 また調査では、「あったらいいな」と思うロボットについて自由回答で尋ねています。最も多かったのは「介護用ロボット」で、「介助者の負担が軽減される」という回答や、「将来、自分か夫に介護が必要になる日までに開発されていれば」との回答が見受けられるなど、介護する側と介護される側、双方からニーズがありました。介護する側の肉体的負担だけでなく、介護される側の心理的な負担を軽減する効果も期待されてます。

日常生活をサポートするロボットへのニーズも

 介護用ロボットの次にニーズが高かったのが、「話し相手になるロボット」。「(一人暮らしになるなどして)将来話し相手がいなくなるかもしれない」という「不安」を解消するため、ロボットは有用と考えられます。「愚痴をうんうんとうなずきながら聞いてくれる相棒がほしい」というコメントもあり、話し相手だけでなく、ストレス解消の相手としての役割も、ロボットは求められているのかもしれません。

 その次には「家事全般をするロボット」が上がっており、50代ではこれが1位になりました。また60代と70代では、「料理するロボット」が3位と2位に入っています。「(高齢になって)身体的にキッチンに立つことが辛い」というコメントからもわかるように、シニアは家事の中でも特に料理への負担を感じているようです。毎日の献立を考えてくれて、それを作ってくれるロボットに対するニーズは高いといえるでしょう。

 他にも、「お留守番ロボット」や「ペットのお世話をしてくれるロボット」など日常的なサポートをしてくれるロボットや、「健康的なサポートをしてくれるロボット。健康診断、料理、運動、サプリメントなど」と健康維持の手助けをしてくれるロボットを挙げる人もいました。今回の調査で、シニアはロボット活用に意欲的であることがわかりました。ロボットというと、若い世代で人気が高そうなものですが、実際の導入はシニア世代から始まるかもしれません。(林 渉和子)

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  • ロボット(アンドロイド)限定だと・・・まほろさんですかねぇ(^_^;)。もちろん、フル充電(^_^;)の状態で・・・あと、えっちなにも容認の方向で(をいヾ(^_^;))・・・
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