約8割が「保活」のために保育園利用時期を早める、0歳児クラス入園希望も増加傾向

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2016年07月13日 10:02  MAMApicks

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全国約4000団体の保育園・幼稚園が導入するインターネット写真サービス「はいチーズ!」を運営する千株式会社が、同サービスのユーザーのうち「保活」を行ったことのある園児の母親805人に対して「保活」の実態に関するアンケート調査を実施した。

まず【どのタイミングから子どもを保育園に預けたいと思っていたか】という質問に対して、全体の半数以上が「子どもが生まれた年度の途中」や「子どもが生まれた年度の翌年度の4月(=0歳児クラスに4月入園)」と回答。その中でも「0歳児クラスに4月入園」を希望する割合は、平成25年度(34.7%)から26年度(34.9%)、27年度(38.7%)にかけて徐々に増加傾向であることが明らかになった。


一方で、保活経験者のうち約8割が保活のために保育園の利用時期を早めたと回答。さらに入園の可能性を上げるため、“やむを得ず”0歳児クラスに申し込んだというコメントが散見されたという。

次に【いつから保活を開始したか】との問いに「子どもが生後6ヵ月未満から」と回答した人は、平成25年度(18.4%)に対し、平成26年度(25.1%)や平成27年度(24.7%)は少し増加した。合わせて「妊娠中から」という回答も1〜2割ほどを占め、「保活」の前倒しがさらに進んでいることがわかった。

また平成27年度に「保活」を行った回答者には【子どもが通っている(及び新年度から通う)施設はどこか】と質問。「認可保育園」と回答した人は、子どもが平成27年4月〜9月生まれ(平成28年度の0歳児クラスへの入園)の場合が最も多く、85%前後であった一方、10月〜12月生まれでは75%、平成28年1月以降の早生まれでは50%に下がり、保活期間が短くなる早生れの子どもは不利を裏付ける結果となった。

このような「保活」の実態に対し、母親たちは追いつめられている。「仕事復帰が出来るのか心配だった」、「育児を楽しむ余裕がなかった」といった精神的不安についての意見や、「小さな子どもを連れての保活はきつい」といった意見も見られた。

【関連アーカイブ】
早生まれの保活 ―― 現在進行形の実録
http://mamapicks.jp/archives/52165831.html
早生まれの保活・最終章 ―― きょうだい同園を目指した1歳児クラス転園
http://mamapicks.jp/archives/52196500.html
「保育ママ」という選択肢 ――体験録2015
http://mamapicks.jp/archives/52190589.html
「3歳の壁」 ――家庭的保育(小規模保育)からの保活を終えて
http://mamapicks.jp/archives/52196179.html

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