“戦国アクション”2大ゲーム『戦国無双』＆『戦国BASARA』が、“真田幸村”を題材に対決!?

　視聴率も堅調、何より普段は口うるさ…史実と創作物の相違の確認に熱心な歴史好きや歴史小説ファン、普通のドラマファンからも好評を得ている大河ドラマ『真田丸』（NHK）。夏休み直前とあってか、『戦国無双』＆『戦国BASARA』というゲーム業界を代表する2大タイトルも、それぞれ『真田丸』および真田幸村（信繁）をテーマに組み込んだ新作の情報を発表したので、まとめて紹介してみたい。

　まず、ドラマ『真田丸』に「フル3D全国一枚マップ」を提供したことでも話題となった、コーエーテクモゲームス。14日、ドラマの名前を冠する『戦国無双 〜真田丸〜』を2016年内に発売することを発表し、公式サイトも開設。

『戦国無双』シリーズ初の試みとして一人の武将に焦点を当て、「日本一の兵」と謳われた武将・真田幸村の48年、その生涯すべてを描き切るという『戦国無双 〜真田丸〜』。もちろん、ドラマ『真田丸』で「わかりやすい」と評判のフル3D全国一枚マップや、ファンから要望が多かったという父・真田昌幸をはじめるとするキャラクターも登場するとか。

コーエーテクモゲームスは、『信長の野望』シリーズでは珍しい1人の武将にスポットを当てたプレイが可能な『信長の野望・創造 戦国立志伝』（パッケージジャケットには織田信長よりも大きく真田幸村が描かれた）も3月に発売されたばかり。やる気満々である。

　一方、8月25日に『戦国BASARA 真田幸村伝』のリリースを予定しているカプコン。公式サイトによれば、「“日本一の兵”と称された真田幸村の生涯を描くシリーズ初の長編ドラマをスタイリッシュアクションで体感せよ！」となっており、こちらも戦国武将・真田信繁が経てきた合戦やエピソードを、アクションとともに楽しむことができる仕様に。

「史実？　そんな細けえことはいいんだよ！」と、豪快にやってきた『戦国BASARA』シリーズだけに、今さら史実をなぞるようなことをして大丈夫か、という一抹の心配が脳裏をよぎるが、新たに公開された動画を見るとシリーズの売りであるスタイリッシュアクションや、キャラクターたちの派手さや独特のノリは健在なようで一安心。主題歌「Committed RED」を歌うのは、おなじみのT.M.Revolutionだ。

　もちろん、『戦国BASARA』シリーズの主人公格であり、真田幸村のライバル・伊達政宗も全身真っ白なスタイリッシュ衣装＆六爪のスタイルも健在だし、本作では幸村、政宗の幼少期も別キャラとして登場する。

　同じ時代、武将を中心に据えたアクションゲームでも、その特色が全然異なる『戦国無双』と『戦国BASARA』。うれしいことに発売日はかぶらないようだし、あわせて楽しみつつ、キャスト陣の声の演技やキャラの動きを、ドラマ『真田丸』の出演俳優陣のものと見比べて楽しんでみるのもいいかもしれない。

■『戦国無双 〜真田丸〜』
公式サイト：https://www.gamecity.ne.jp/sanadamaru/
対応機種：PlayStation4／PlayStation3／PlayStationVita
発売日：2016年

■『戦国BASARA 真田幸村伝』
公式サイト：http://www.capcom.co.jp/basara_yukimuraden/
対応機種：PlayStation4／PlayStation3
発売日：2016年8月25日