米沢嘉博がホラーマンガ40年の歴史を読み解く「戦後怪奇マンガ史」単行本化

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2016年07月22日 14:21  コミックナタリー

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コミックナタリー

「戦後怪奇マンガ史」
米沢嘉博による書籍「戦後怪奇マンガ史」が、本日7月22日に鉄人社から発売された。

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本書は米沢が、1986年から1990年までホラーハウス(大陸書房)で連載していた「戦後怪奇マンガ史」「恐怖マンガの系譜」を書籍化したもの。戦後怪奇マンガの始まりに近いとされる手塚治虫「ロストワールド」から、つのだじろう「新うしろの百太郎」まで、約40年の流れを概観する。編者は赤田祐一が務め、巻末には想田四と成瀬正祐による解題および、怪奇マンガを多数出版してきたひばり書房の主要刊行物と作家・作品名のリストが収められた。

「戦後怪奇マンガ史」目次
〈第一部 戦後怪奇マンガ史〉
はじめに/前史/「こわいまんが」の出現と成立/水木しげると兎月書房/「怪奇探偵漫画」の台頭/怪奇時代劇と小島剛夕の人気/怪奇アクションシリーズ登場/小説と映画の静かな怪奇ブーム/貸本劇画の奇書、怪書、珍書

〈第二部 恐怖マンガの系譜〉
楳図かずお 恐怖の刻印/恐怖の完成/少年から少女へ
少年誌発・妖怪ブーム
ムロタニ・ツネ象・孤高の怪奇世界
楳図かずおと古賀新一
古賀新一・因果の舞台劇
怪奇競作短編ブーム その1
山田ミネコ 魔法少女の時間
萩尾望都・吸血鬼幻想/怪奇からSFへ
山岸凉子・「ゆうれい談」の登場/肉体・精神・霊/霊感少女の災難
日野日出志・原色の風景/狂気の地獄絵
手塚治虫・青年怪奇マンガへの挑戦/暗い時代の中で/闇の記憶としての恐怖
山上たつひこ・悪意と恐怖とグロテスク
池上遼一・不条理の風景
諸星大二郎・日常にひそむ闇/SFの中の怪異
永井豪・笑いから恐怖へ/恐怖からSFへ
怪奇競作短編ブーム その2
古典名作書き下ろしシリーズ
ひばり書房の軌跡
立風書房・レモンコミックスの作家たち
美内すずえ・伝奇ロマンの語り手
佐伯かよの・SFの中の恐怖
里中満智子・愛に恐怖を
わたなべまさこ・悪魔の少女たち/怪奇メロドラマへの道
つのだじろう・マンガと心霊科学
〈解題〉成瀬正祐/想田四
〈資料〉ひばり書房 怪奇マンガ総目録(暫定版)

このニュースに関するつぶやき

  • 米沢嘉博氏が既に故人だと言う事はこの記事では判らないが、これ書いたライターも知らないんじゃないだろうか?
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