【優しい世界】アメリカで8人の被疑者が集団脱獄! その目的があまりに意外&素晴らしすぎて話題に

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2016年07月22日 18:02  Pouch[ポーチ]

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6月23日、米テキサス州ウェザーフォードにある地方裁判所の勾留施設で集団脱獄が発生。8名の収容者たちによるこの脱走が、いま話題になっています。

“集団脱獄” なんて聞くとものすごく物騒ですよね。でも、今回のケースはまったく意外な動機によるもの。彼らは逃げ出そうと思って脱出したわけではありません。その目的は、なんと人の命を救うこと。

【緊迫感に満ちた監視カメラの映像】

「Tyler Morning Telegraph」によってYouTubeに投稿されていた監視カメラの映像を観れば、そのことは明白。

ふいに動かなくなった看守に気付いた収容者たちは、全員で大声を張り上げ、助けを求めています。

なかなか人が来ないことから、居ても立ってもいられなくなったのでしょう。どうにかこうにか脱出して、さらに大声を出しドアをドンドン叩いて、必死で助けを呼ぶ収容者たち。

【迅速な行動によって看守の命が救われた!】

その後ようやく駆けつけた警備員たちに勾留されていたエリアへと押し戻されてしまうも、目の前で救護員から心臓マッサージを受ける看守のことを、心配そうに見守る収容者たちを見ていると、胸がじんと熱くなります。

彼らが行動を起こしたことによって、看守の男性の命は無事、救われました。海外サイト「ABC2News.com」が伝えたところによると、パーカー郡保安官マーク・アーネット(Mark Arnett)さんは、収容者たちの迅速さを称えたのだとか。

【収容者「助けないという選択肢はなかった」】

また海外サイト「TIME」が報じた地元TV「WFAA – TV」のリポートによれば、看守はこのときとつぜん心臓発作を起こしたようで、倒れる直前までは収容者たちにジョークを言っていたのだそう。

「WFAA – TV」のインタビューに対し、この時救助にあたった収容者の1人であるニック・ケルトン(Nick Kelton)さんは、次のように答えています。

「私たちは銃で撃たれやしないか内心では心配していたけれど、助けないという選択肢は全くなかった。だって彼(看守)は、いい奴だからね」

【勇気ある行動に拍手】

ケルトンさんのコメントを見るに、この救出劇が起こったのは、看守の方の人柄も大きな理由となっていたのでしょう。収容者たちの勇気ある行動で命拾いをした看守さん、彼らがいてくれて本当によかったですね! 

参照元:YouTube、ABC2News.com、TIME
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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  • この囚人達は手錠されてる…これで脱獄しようとは思わないだろうし……。人として限られた条件の中で、命をかけてでも命を救おうとしたと思う。
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